財政面でクラチャンになるにはどの程度の負担があるのか、45歳の時にクラチャンを獲得したTさん(52)に聞きました。
「まずクラブ選手権のエントリーフィーが3000円。予選2週(キャディー付き昼食込みで約11000円×2)、マッチプレーに進んでから4週ですが、準決勝からは36ホールとなり、キャディーフィーが倍になるので、4週6ラウンドで計66000円。決勝で勝った時のキャディーさんへの心付けが1万円。うちのクラブの場合、研修会所属の初優勝者にはクラブと研修会がホテルで祝勝会を開いてくれるのですが、お返しの二次会経費が約15万円。応援してくれたメンバーさん、キャディーさんへの記念品が20万円。概算で45万円ほどになりました」。

クラチャン経験者の年間ゴルフ予算の平均は178万円
ここで、Tさんがクラチャンになった年のゴルフ経費をざっくり計算すると、①年会費42000円+②研修会費10000円+③毎月のラウンド(8回)代(昼食、月例エントリーフィーなど含む)90000円×11(クラチャン開催月除く)+④クラブ外競技費用(関東ミッド予選、パブリックミッド東日本決勝出場経費など)概算で10万円+⑤ガソリン代と高速代など約18万円。合計で132万2000円。これにクラチャン獲得経費の45万円を足すと177万2000円。さらにドライバーやウエッジ、ボール、ウエア代など用具経費が26万円で、総計203万2000円という支出に。
「自分はサラリーマンで、まだ娘も高校入学前ではっきり言って大変でした。6週間連続で日曜日にゴルフに行くのも、奥さんと娘の冷たい視線が痛かった。貯金を切り崩し、9月のクラチャン以降は、ラウンド時に昼食を食べないなど、節約しました。通常は年に90ラウンドはするところを、翌年は65ラウンドに制限、関東ミッドなどエントリーフィーが高い競技への出場は見送りました。ウエア類も前年のものを着用し、新しいものは一切買わない。ない袖は振れませんから」とTさん。
一方、賢くゴルフ予算を制限しながらも全国レベルの競技に出場し続ける方もいます。全日本の大会に出場するトップアマのKさん(56)は、ラウンドの中心を競技だけに絞り、12月~3月まではクラブを握らず、スキーなどの体幹トレーニングに充てています。
ラウンド数も40ラウンド程度で、用具はメーカーからモニターで提供されたものを使用しているため、ゴルフ予算を試合の遠征経費も含めて70万円程度に抑えています。
いかがでしょうか。わずか25人という少ない対象人数のアンケートでしたが、クラチャンの平均像を描いてみました。まとめると、「自営業者の42歳で、毎週2ラウンドをこなし、毎週3回は練習場に通う。年間ゴルフ予算は178万円、得意クラブはドライバーとパターで平均飛距離が254ヤード」。
若い勤め人の競技ゴルファーには予算面でハードルが高い数字に見えますが、アンケート対象者の平均年齢は51歳。仕事と家庭を第一に、コツコツと練習を重ね、トレーニングを積むことで、必ずチャンスは訪れるでしょう。
次回も引き続き、アンケート結果やインタビューからクラチャンが人生の中でゴルフをどう位置付けているのか、具体的な練習方法やラウンド術を紹介します。
前回までのコラム
競技ゴルフは上達への近道 ~ 競技ゴルフへの誘い①
アマチュアゴルファーズ選手権に出てみよう ~ 競技ゴルフへの誘い②
メンバーになって競技を始めよう! ~ 競技ゴルフへの誘い③
90を切るマネージメントとは? ~ 競技ゴルフへの誘い④
80を切るマネージメント力 ~ 競技ゴルフへの誘い⑤
競技ゴルフの虎の穴、研修会とは? ~ 競技ゴルフへの誘い⑥
関東倶楽部対抗への道 ~ 競技ゴルフへの誘い⑦










