メンバーになって競技を始めよう! ~ 競技ゴルフへの誘い③

バブル時代に投資目的として売買されていたゴルフ会員権は、いわゆる大衆コースでも500万円以上の値をつけ、サラリーマンには高値の花でした。

しかし2000年代に入り、預託金償還を迎えるゴルフ場が経営に行き詰まり、次々と外資(アコーディアやPGMなど)に買収され、ゴルフ会員権はかなり身近な金額(手ごろな大衆コースで30~100万円)になってきました。

さらにゴルフ人口の中核を担ってきたベテランゴルファーの多くが後期高齢者となり、ゴルフから卒業。一部の名門コースを除き、危機感を持つ都心から遠方のコースや大衆コースは、期間限定で年会費なしの会員権を販売するなど(新千葉CCなど)、プレーヤーの確保に必死です。

メンバーになることはステータスだけでなく、上級者とラウンドできる機会も増える

そう、この機会を逃してはいけません。少しでも上達したいというゴルファーにとって、メンバーとなるメリットは、「競技に参加できる」こと。

「競技ならパブリックコースの友の会でも十分」と言えますが、パブリックコースの友の会は一年単位の平日月例が中心で、マッチプレーのクラブ選手権を体験できるコースは少数です。

メンバーになることで、競技に出場すること以外にも、コースへの愛着(ショットの後、目土をするなど)を育み、ルールやマナーを学び、幅広い世代のゴルフ仲間と知り合えるメリットもあります。

ではどんなコースがお勧めか?については別の機会に譲りますが、ネット検索でゴルフ会員権業者を検索すると、予算に合わせたメンバーコースの紹介や、何を基準にコースを選ぶべきかなど、豊富な情報が掲載されています。

ホームページが楽しい加賀谷ゴルフ、会員権の購入総額が一目で分かるゴルフホットライン桜ゴルフなどがお勧めです。ぜひ、各社のHPをご覧ください。

<月例会は競技ゴルフの登竜門>

さて、メンバーコースの月例は、クラス別で開催されます。ハンデ設定はコースによって異なりますが、一般的にAクラス(ハンデ12まで)、Bクラス(ハンデ20 まで)、Cクラス(ハンデ21~)となっています。

コースの難易度にもよりますが、現在はゴルファーの高齢化が進み、参加者が少なくなっているため、AクラスとBクラスのみで合同開催という倶楽部も増えています。

クラブの月例会は競技に慣れるには最高の舞台。

月例競技は、スタート前に倶楽部の競技委員からスコアカードが配られ、その日の競技の要件が伝えられます。例えば、前夜に大雨が降った場合、「本日、バンカー内に水たまりができているホールがあります。その場合は、ピンに近づかないバンカー内にドロップしてプレーしてください」という具合です。

さあ、そして同伴競技者に「一日、よろしくお願いします」と挨拶を交わし、使用ボールの確認をしてスタートです。

競技委員から、「それでは、〇〇選手からティーアップお願いします」とコースされると、一気に緊張感が高まります。この緊張感を楽しめる方は、間違いなく競技向きです。

よどみないルーティーンでアドレス。そしてスムーズなスイングでフェアウエーに!なかなか上手くいかないのがアマチュアですが、朝イチのティーショットが決まるようになれば、競技ゴルファーとして一人前です。

ちなみに、競技の場合、公式スコアカードは、自分のスコアをつけるのではなく、競技委員から指定された同伴競技者のスコアをつけることになります。自分のプレーに集中しながらも、同伴競技者が打ったボールの行方にも気を配り、ルール上の救済が必要な場合、同伴競技者の救済措置が適切かどうかを見守る必要があります。

スタートホールでフェアウエイキープできれば競技ゴルファーとして一人前。

そして月例競技で何より大切なのが、倶楽部仲間との親睦です。ゴルフは1ラウンドに5時間近くかかりますが、ショットの時間はわずかで、大部分は同伴競技者やキャディーさんとの会話になります。

スコアに汲々とすることなく、若いキャディーさんを笑わせるネタを用意する余裕が欲しいものです。その域に達するには、まずはプレーに余裕が持てるよう、ショット練習を重ねることが先決ですが…

月例会で優勝すると、当然ながらハンデキャップが少なくなっていきます。個人差はありますが、最初は20あったハンデが、14になり、そして念願のシングル(9)になり…倶楽部のハンデキャップボードにハンデキャプ別で名前が掲載されますが、徐々に少なくなっていくハンデを眺めながら、「ここまで成長したか」と満足感に浸るのも、メンバーとしての醍醐味です。

メンバーコースの競技は、月例から始まり、ハンデ戦の理事長杯、お楽しみの要素が強いファミリー競技(親族などとペアで参加)、シニア選手権(60歳以上)など、倶楽部によってさまざまな競技が用意されています。

そして、その最高峰が倶楽部選手権ということになります。

そう憧れのクラチャンを目指す域に到達するには、ハンデ5以下のいわゆる“5下”になる必要があります。いきなりハードルを上げましたが、まずはシングルを目指し、3回に1回は76~78を出せるようになれば、クラチャンへの道が現実的になってきます。

メンバーとなることで、競技ゴルファーとしての道が大きく広がります。次回は、競技ゴルファーとしての入り口、90を切るマネージメントについてお話します。

前回までのコラム)
競技ゴルフは上達への近道 ~ 競技ゴルフへの誘い①
アマチュアゴルファーズ選手権に出てみよう ~ 競技ゴルフへの誘い②