今週の関東~静岡県は、前半は雲が多く、雨が降ったりやんだりの梅雨空となりましたが、週の中頃の8日(水)からは太平洋高気圧が勢力を強め、夏のような晴れ間が広がりました。たっぷりの日差しと共に各地で気温は上昇し、東京都心では6月19日以来、19日ぶりに最高気温が30℃以上の真夏日となりました(30.4℃)。横浜においては6月1日以来、37日ぶりの真夏日となり、熱中症が心配になる急な暑さとなりました。
また、同じく8日(水)は北日本まで夏の暖かい空気に覆われたため、全国的に気温が上がり、九州などでは35℃以上の猛暑日となった所も。そして、同日、九州北部をはじめ、中国地方、近畿では、梅雨明けの発表がありました。(それぞれ平年より11日早い梅雨明け)
きのう9日(木)の関東~静岡県は引き続き晴れて、強い日差しと共に暑さが続きました。御殿場では朝の最低気温は16.3℃と少しヒンヤリしましたが、最高気温は29.5℃まで上がって真夏日一歩手前の今年一番の暑さに。
きょう10日(金)も本州付近は高気圧に覆われる見込みです。関東~静岡県の最高気温はきのうと同じくらいで真夏並みとなる所が多いでしょう。東京都心では32℃の予想で、内陸の前橋や熊谷、甲府などでは35℃以上の猛暑日となるかもしれません。
室内でも熱中症になる恐れがありますので、暑さを我慢せず、エアコンなどを使用して適切に室温の調整をしましょう。また、体調がすぐれないときは、一番暑い昼前後の時間帯の外出をできるだけ避けるようにして暑さを回避するようにしましょう。
***********************************************
▶台風情報【最新の台風情報はこちら】
大型で非常に強い台風9号は、10日(金)11時現在、宮古島の南南東を北西に進んでいます。
あす11日(土)午前中には勢力を維持したまま、沖縄の先島諸島にかなり接近する見込みです。
沖縄ではあす11日(土)にかけて、暴風や大雨、高波、高潮が予想され、重大な災害が発生する恐れがあり厳重な警戒が必要です。奄美や九州南部においても、うねりを伴う高波に警戒してください。
**************************************************
さて、この週末の関東~静岡県の天気はどのようになるのでしょうか。エリアごとに見ていきましょう。
▶週末の天気のポイント 7/11(土)~7/12(日)
【天気】晴れ間続く土曜日 くもりがちな日曜日
【気温】30℃前後の暑さ継続、内陸は35℃に迫る所も
【風】南よりの風入りやすく 沿岸コースではやや強め

今週末は「土曜=日差しと風、日曜=雲と湿気」と、2日間で異なる顔を見せる週末となりそうです。
共通して気をつけたいのは、気温そのものより「湿度の高さ」。梅雨明け前 特有のジメッとした空気が残っているため、実際の気温以上に体は消耗しやすくなっています。土曜は紫外線と単純な暑さへの備え、日曜は空模様の急変と蒸し暑さへの備えと、日ごとに対策の重心を変えるのが今週末を乗り切るコツです。沿岸コースをラウンドされる方は、午後に風が強まりやすい傾向もあわせて頭に入れておくと、クラブ選びの精度が上がりそうです。
🗼 東京・神奈川エリアのポイント解説
🔳 7月11日(土) 【 ☀️→☁️ 】 晴れのちくもり ― 日差し容赦なしの真夏日ラウンド ―
きょうに比べると少し雲が増えますが、引き続き日差しは強く、厳しい暑さが続くでしょう。最低気温は20~23℃、最高気温は30~32℃くらいの予想です。朝から気温は高めで、10時頃には30℃近くまで上がる所もありそうです。南西~南の風が吹きやすく、沿岸コースでは午後は次第に強まる見込みです。
🏌️ ゴルフPoint ▶ スタートは可能な限り早めにして、最も気温が高くなる午後1〜3時台を避けましょう。ハーフ終了後の昼食休憩は冷房の効いたクラブハウスでしっかり体を冷やして。暑さ指数(WBGT)が危険または厳重警戒と予測される場所もありますので、熱中症に十分注意してください。
🔳 7月12日(日) 【 ☁️ 】 くもり ― 雲が主役の一日・蒸し暑さ増す ―
日曜日は雲の多い空模様となり、日が差していても天気の急変に注意してください。午後は大気の状態が不安定となり、所々でにわか雨がありそうです。夕方以降は多摩方面など西側エリアで雷雨の可能性もあります。風は南よりが吹く所が多く、午後は沿岸部を中心にやや強まる見込みです。最高気温は30℃前後で湿度が高くなるため、蒸し暑さは土曜以上に感じるかもしれません。
🏌️ ゴルフPoint ▶ 午前中は問題なくラウンドできても、午後にかけて空模様が変わりやすい一日となります。遠くの雷鳴が聞こえた時点でクラブハウスへの避難を判断できるよう、スマホの雨雲レーダーは開いた状態にしておくと安心です。湿度の高さで思った以上に汗をかくので、グリップの滑り止め用タオルも忘れずに。
🌊千葉エリアのポイント解説
🔳 7月11日(土) 【 ⛅️ 】 晴れ時々くもり ― 海風は心地よいが、油断禁物の暑さ ―
千葉も少し雲が多くなりますが、引き続き晴れ間が広がるでしょう。南西~南よりの風が吹き、午後は沿岸部を中心に次第に強まる見込みです。最低気温は20~23℃くらい、最高気温は30℃以上の真夏日となる所が多くなるでしょう。
🏌️ ゴルフPoint ▶ 風が涼しく感じられても紫外線は強いままですので、日焼け対策は変わらず必須です。内陸コースでは午前中は風が弱く、体感温度が上昇しやすいため、水分補給の頻度を上げるのがオススメです。
🔳 7月12日(日) 【 ☁️ 】 くもり ― 外房では海風と日差しが交差 ―
雲が増えてスッキリしない天気が戻ってきそうです。雨は夜遅くからとなり、日中はなんとか持ちこたえる見込みです。朝から気温は高く、最低気温は23℃前後の予想です。最高気温は土曜日よりは若干下がりそうですが、それでも29℃くらいまでは上がるでしょう。湿度が高まるため、朝から蒸し暑く感じられそうです。南よりの風が土曜日よりやや強まり、昼頃からは内陸では3m/s前後、沿岸では5m/s前後の風が吹く予想です。
🏌️ ゴルフPoint ▶ 今週末は蒸し暑くなりそうですので、のどが渇く前にこまめな水分補給を心掛けてください。たくさん汗をかいた場合は、適度に塩分の補給も。
🗻御殿場・伊豆エリアのポイント解説
🔳 7月11日(土) 【 ⛅ 】 くもり一時晴れ ― 高原でも真夏日予想・UV&熱中症に十分注意 ―
伊豆エリアでは昼過ぎにかけて日差しがあり、最高気温は30℃くらいまで上がるでしょう。沿岸コースでは午前中は1〜2m/s台と穏やかな南よりの風ですが、昼頃から徐々に強まり、午後は5m/s前後まで強まる傾向が見えています。
御殿場エリアは朝晩は20℃前後と幾分涼しいものの、湿気の多いこの時期の早朝は霧が発生しやすく、土曜日の朝は見通しの悪さに気を付けてください。日中は高地の御殿場でも気温が30℃前後まで上がる予想です。紫外線も平地より強く熱中症だけでなく、紫外線対策も万全にしてラウンドにお出かけください。
🏌️ ゴルフPoint ▶ 芝が乾いてランが出やすくなってきました。気温も上がり、特に高標高コースは空気が薄い分、キャリーが数ヤード伸びることも。グリーンオーバーに注意!
🔳 7月12日(日) 【 ☁️🌂 】 くもり一時雨 ― 天気の急変に注意 ―
大気の不安定な日曜日は、山岳地帯である御殿場エリアで特に天気の急変のリスクが高まります。午後は日が差していても、雨がパラパラと降ってきたり、急に冷たい風が吹いてきたりすることがあるかもしれません。黒い雲が近づく、ゴロゴロと雷の音が聞こえるなど肌身で感じとることができたら、雷雲が接近しているサインですので安全な場所に早めに避難しましょう。伊豆エリアにおいても夕方以降は雨が降りやすい天気となりそうです。また、沿岸コースでは南西の風が5m/s前後と強めに吹くでしょう。
🏌️ ゴルフPoint ▶ 日曜日のラウンドは午前スタートを選び、昼頃にはハウスに戻れるプランを立てておくのが安心です。
⛳ 今週の「風読み」豆知識
🌡️ ゴルフ場で「あるある」な熱中症サイン 気づかず続けてない?
〜 気象予報士が教える「コースの上の熱中症」知識 〜
「ここの所、特段暑い気がする」と感じるゴルファーの方は多いのではないでしょうか。それ、気のせいではありません。今年の6月は東京都心で最高気温30℃以上になったのは6月1日と19日の2日だけ。そのまま急に30℃超の日々が続くため、体が暑さに慣れていない「暑熱順化不足」の状態で夏ゴルフが始まっているのです。
■ 「あるある」その① バックナインで急にパットが入らなくなる
「午前中はパターが好調だったのに、午後から急にタッチが狂った…」というケース。実はこれ、熱中症の初期サインである「集中力・判断力の低下」が原因のことが多いです。WBGT(暑さ指数)が28℃以上になると、人の認知機能は少しずつ低下し始めます。距離感の感覚が鈍り、ラインが読めなくなる。ゴルフは判断力を要するスポーツのため、熱中症の影響が最初にパフォーマンスとして出やすいのです。
■ 「あるある」その② 「喉が渇いていない」からと水分を摂らない
「喉が渇いていないから大丈夫」——これが最も危険な落とし穴です。実は、喉の渇きを感じる時点ですでに体重の1〜2%分の脱水が進んでいます。ゴルファーは18ホールで平均2〜3リットルの汗をかくといわれており、それを補えていないと徐々にパフォーマンスが低下し、熱中症リスクが急上昇します。「喉が渇く前に飲む」が鉄則です。推奨は15分ごとに200〜250mlが目安となります(環境省熱中症対策ガイドラインより)。
■ 「あるある」その③ 「曇っているから大丈夫」と思ってしまう
「日差しがないから涼しいはず」と感じたことはありませんか? 曇り空でも気温・湿度が高ければ、WBGT(暑さ指数)は「危険」水準になります。今週日曜日(12日)はまさにこのパターン。曇りで気温が30℃でも、湿度が80%を超えるとWBGTは28〜30℃に達し、「厳重警戒」から「危険」レベルとなることがあります。
■ 「あるある」その④ カートに乗りっぱなしで「歩いていないから疲れていない」と錯覚
カートを使ったゴルフは「体力を使わない」と思いがちですが、実は炎天下で4〜5時間コース上にいること自体が体に大きな負担になっています。座りながら日光を浴び続け、体の熱が発散されにくくなります。実際、カートに乗りながら熱中症になるケースは珍しくありません。「歩いていないから疲れていない」は誤解です。こまめに日陰に移動し、カート走行中も日差しを遮る工夫をしましょう。
■ 「あるある」その⑤ 「少しフラフラするけど次のホールは打てる」と続行
フラフラ感・頭痛・吐き気・異常な汗——これらは熱中症(熱疲労・熱射病)のサインです。「あと1ホールだけ」という誘惑に負けてはいけません。競技でもプライベートでも、体調不良を感じたらプレー中断が正解です。同伴プレーヤーの様子も気にかけてあげてください。
~💡 ゴルフ熱中症対策 今すぐできる「5つの習慣」~
① スタート前に500ml以上の水分を補給しておく(「先取り水分補給」)
② 15分ごとに水またはスポーツドリンクを1口〜2口飲む
③ 塩タブレットや塩分入りグミを常にポケットに入れておく
④ 帽子・UVカット素材のウェア・日焼け止めは必須装備
⑤ 「フラフラしたら即中断」を同伴プレーヤーと共有しておく
*********************************************************************
~ WBGTと熱中症リスクの目安 ~
WBGT 21〜25℃ :注意 激しい運動時に発症リスクあり
WBGT 25〜28℃ :警戒 積極的に休憩・水分補給を
WBGT 28〜31℃ :厳重警戒 激しい運動は中止。ゴルフも負荷が高い
WBGT 31℃以上 :危険 原則運動禁止。すぐに涼しい場所へ
*********************************************************************

また、上の図にもあるように、効果的な体を冷やす場所もあります。
🔷首の両側 🔷わきの下 🔷太ももの付け根
氷のうや凍らせたペットボトル、ネッククーラーなどを持参して、定期的に体を冷やし熱中症を予防しましょう。
*********************************************************************
今週末は30℃超の気温+高湿度の組み合わせで、多くの時間帯・エリアでWBGT「厳重警戒」レベルになると予想されます。「まだ大丈夫」という気持ちはとても分かりますが、スコアより体調を優先したラウンドを心がけてください。楽しいゴルフは健康があってこそです☀️
そして、週明けはさらなる高温が待ち構えています。体調管理に気を付けて、お過ごしください。
(予報士解説)










