金澤とおるが行く! ~ “ゴルフ力”向上委員会

ショット力は高いのに結果につながらない。70台は目前なのに一向に80を切れない。最近、まったく上達していない気がする。このようなゴルフ仲間が周りに多かったので、一部のゴルフ仲間の協力を得て、去年から『ゴルフ力向上委員会』なるものを立ち上げ、みんなで一緒にゴルフをしながら上達のヒントをシェアしています。

内容は、僕が毎回課題を出し、みんなで実践した後、話し合い、答え合わせをするというもので、僕が講師役を務めているため、最近では『金澤塾』という呼び名となり、僕は『塾長』と呼ばれています(笑)

ゴルフの技術を教えるレッスンとは異なるアプローチでゴルフの上達を促し、加えて、ゴルフの面白さ、コースマネージメント、考え方や心構え、練習の仕方などを伝えられたらいいなぁ~というスタンスで自分自身も楽しみながらやっています。
技術的な指導を期待される方には物足りなく、内容的にも分かり難いかなと心配をしていたものの、有り難いことに、毎回、成果を実感してくれた方々が集まってくれています。
ゴルフ力向上委員会では、フィーなど一切発生せず、限られたメンバーとその紹介のみで運営されていますが、いずれは興味がある方全員にお伝えできればと思っていましたので、今回はその一部内容をご紹介させて頂きます。

『グリーンの読み方』

これは、第一回目に実践した内容ですが、最初の課題は『グリーン上でパッティングラインを読まずにプレー』でした。

スタート前の練習グリーンに参加者の皆さんを集め、挨拶、そして課題の発表!当然、皆さんは困惑の表情。「勿論、反対側へ行ったり、ボールを置くときにマークを合わせたりするものダメです。とにかくパッティングラインを読まないで9ホールをプレーしてきてください。説明は後でします。」とだけ伝え、プレースタート!

1回目は、参加者を(僕を含めた)7名に絞り、前半は1組目の3名と僕でプレー、後半は2組目の3名と僕でプレーしました。皆さん困惑しながらも課題をひたすら実行しながら9ホールを終了。
お昼休憩時に一度、皆さんで意見交換をしました。課題の意図をどう推測したのか?課題を実践してどう感じたのか?課題でプレーに与える影響をどう工夫して回避したのか?などなど。

課題の狙いは幾つかありましたが、その一部をご紹介します。
コース設計者たちは、コースに戦略性を持たせる為、コース自体もそうですが、特にグリーンにプレーヤーを惑わすための仕掛けを施しています。傾斜をつけたり、マウンドを配置したり、様々です。これを見破る努力もせず、時にはキャディさんに頼りっきりではゴルフの上達は望めません。会員として長年通って知るようなグリーンの特徴もあれば、所属キャディさんしか知らないグリーンの癖のようなものもあります。ざっくり言うとこれらをプレーヤーにも感じ取って頂きたいというものになります。

初めに書いたようにプレーヤーを惑わす仕掛けがある訳ですから、グリーン上でいきなりパッティングラインを読んでも迷ってしまうことも多いはずです。今回は、そのグリーン上でラインを読めないわけですから、なおさら大変です。
では、どうするのか?グリーンの外から読めば良いのです。特にグリーンから30~40y離れた場所でグリーン全体を見回すとどこが一番高くて、どこが一番低いかぐらいは確認出来ます。そしてマウンドの位置なども確認出来ます。

自分のボールの位置とカップの位置関係を把握してからグリーンに上がれば、何となく自分のパッティングラインは分かるはずです。何となくラインが分かれば、あとは距離を合わせてパットするだけです。
なんとなく以上の細かい情報を得ることがないので、ラインに関しては諦めるしかなく、距離感だけに集中するようになるのです。
ほとんどの方がパッティングラインは細い糸のように考えていることが多いですが、パッティングラインにも幅はあります。強弱によってラインは無限にあると言っても良いでしょう。少なくともカップと同じぐらいの幅がありますよと参加者の皆さんにはお話ししています。
糸のような細いラインを一生懸命に探し、それを外さないようにボールのマークを合わせ、ラインを外さないように一生懸命に『真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す』ような素振りを繰り返している内に距離感が薄れ、カップインすることよりもラインを外さないことに集中している人、実はかなり多いのです!
実際はカップインすることの方が大事なはずなのに。。。こうして知らず知らずに努力の方向を間違ってしまう事を正せれば!というのが、この金澤塾の狙いでもあります。
この方法を実践して貰えば、1パットのチャンスは減るかもしれませんが、3パットのリスクも激減します。
実際に参加者からもそういった意見を多く貰いました。

ラウンド後には、前述のラインの幅や傾斜、グリーンスピードに応じたライン読み、その一方でラインに対して神経質になっていること、パットからラウンドのリズムを崩してしまう話、どうしたらパッティングの確率を上げることが出来るか、傾斜やマウンドの仕掛け等々、グリーン上でのあるあるを皆さんにお話ししました。

実は、この内容の多くは、私が代表を務めるGSプランニングのキャディ教育で実践している内容なのです。
キャディにとって距離感とグリーン上でのアドバイスは最も重要なことですが、教えるのも大変で、先輩キャディからの教えや実践で経験し自分だけで覚えようとすると多くの年月を要することになります。
より明確な方法と基準を作ってあげることにより、キャディのスキルアップは勿論、スキルアップに掛かる時間も驚くほど短縮されます。

キャディ教育で得たものがゴルフに応用出来るって面白いですよね。

その後もキャディ教育で使っている『ライン読みの法則』や『グリーンのスピードをしっかりとスタート前に把握出来る練習方法』などを参加者の皆さんに伝授しました。
更にコース全体の見方やマネージメントなど、内容を変え回数を重ねていますが、最近では、募集開始30分程で参加枠が埋まるほどの反響を頂いています。有難い話ですね。

ゴルフを楽しむために、プレーヤー自身がそれぞれのスキルやスタンスに応じて、何かに気付くきっかけになれば良いと思ってやっていますが、僕自身もアマチュアゴルファーとして競技などの参加している為、無料&趣味の範囲で続けていきたいと考えています。また、機会があれば、具体的な事例でお伝え出来ればと思います。

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