チャンピオンとしての1年 − 雑草リモートゴルファーの徒然日記⑱

多くの競技アマチュアが目指すのが、まずは所属するクラブの公式競技でタイトルを獲ること。公式競技にはハンデ戦の理事長杯、シニア選手権などがありますが、なんと言ってもスクラッチで勝負するクラブ選手権での優勝ではないでしょうか。みんなが憧れるクラブチャンピオン、いわゆる“クラチャン”になりたい。

会員制のクラブだけでなく、パブリックコースのスクラッチ競技、練習場やプライベートコンペの年間チャンピオンも、ゴルフサークルのチャンピオンとして堂々とクラチャンを名乗っていいと思います。

クラチャンの友人たちに聞くと、「チャンピオンになった後の1年は夢のような1年。仲間たちから『チャンピオン!』と呼ばれ、ゴルフへのモチベーションがすごく上がった」と言います。チャンピオンとして過ごす“その後の1年”が、ゴルフライフをさらに充実させるのです。 筆者が所属するコースのクラブ選手権が始まりました。昨年、人生初のチャンピオンとなった友人はこの1年でさらに競技志向となり、技術的にもトップアマと呼ぶにふさわしいレベルになりました。

チャンピオンとして、その後の1年がゴルフを変える

「まず自分の意識が変わりました。仲間たちとのラウンドでも悪くても80でこらえるなど、チャンピオンとしての自覚が自分のゴルフを変えました。以前は調子が悪いといい加減なプレーになったり、同伴者に不遜な態度になったりしましたが、そういう自分を見直すいい機会になりました」とAさん。

Aさんは50代の会社経営者で、すでに実質的な会社経営はご長男に任せています。このコースには20代後半からメンバーになりましたが、基本的にはエンジョイゴルフで、本格的に競技に目覚めたのがここ数年。地区アマの競技などに出場するうちに師匠と呼べる上級者に出会い、毎週、練習場で教えてもらううちに、平均飛距離も伸び、ショートゲームが安定し、考え方も変化してきたそうです。 「週に一度、練習場で教わり、毎日、課題をクリアするためにボールを打っています。なんでもそうですが、目的意識があると練習にも身が入ります。昨年がフロックだったと言われないためにも、今年も勝ちたい」。Aさんは強風の厳しいコンディションをメダリストで通過。危なげないゴルフで順調に準決勝に進みました。

タイトルを獲ることでチャンピオンとしての自覚が生まれ、ゴルフの質が変わる

いつもプレーの合間に楽しく会話するAさんですが、ショットに入るまでのルーティーンに余裕が感じられるようになりました。チャンピオンとしての自覚でしょう。毎日、スイングやマネージメントを考えることで、自分のスタイルを確立しつつあるようです。立派です。

さて、小生はというと3年連続の1回戦負け。気持ちが弱いのかここぞという場面で1㍍を当たり前のように外してしまいます。「近未来を考えずに1打に集中」と分かっていても、アドレスに入るとビビってしまう。こうなるともう、メンタルですね。反省もかねて負けた仲間同士でハーフをプレーしましたが、マッチでは入らなかった3~4㍍がよく入りました。認めたくありませんが完全なイップスです。

実はこの状況を改善しようと、3年前のクラブ対抗で40パットして以来、クラブ競技以外の競技には出場していません。エンジョイゴルファーとして気楽なラウンドに心がけ、ショートパットは時間をかけずにテキトーに打っています。すると仲間内の遊びでは、ある程度、自信を持って打てるようになりました。ところが、クラブ選手権のマッチプレーになると、メンタルの具合がうまくいかなくなるのです。 以前のように健全なメンタルで普通にプレーしたい。エンジョイゴルファーなのに、エンジョイできない自分にもどかしい思いです。来週からは友人たちの応援です。

(時田 弘光)

雑草リモートゴルファーの徒然日記 〜No Golf No Life〜
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。

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