【閑話休題】接待ゴルフ②~達人が教える3つのルール

<プレー中の“立ち位置”は同伴者への大事な気遣い>

「さらに接待に重要な自分の立ち位置ですが、それは会社の地位、役職ではなく、同伴競技者がショットに入る時、自分がいる位置のことです」とFP氏。

ティーイングエリアでの“立ち位置”も重要なポイント

キャディー付プレーであれば、キャディーさんにボールの行方はお任せするとしても、セルフプレーの接待であれば、同伴者としてお客様のティーショット時、同じティーイングエリア上からボールの行方を確認したい。

「そんな場合でも、お客様がバックスイングした時の視線に入る後方線上にいるべきではない。これは2打目以降のショット、グリーン上でのパッティング時も同じです」と、FP氏。

その際の“セイフティーゾーン”は、アドレスしたプレーヤーの正面(余計な重圧をかけないために最低4メートルは離れましょう)や、プレーヤーがバックスイングした時に視界に入らない後方となります。

同伴者がアドレスに入ったら、おしゃべりや素振りなどの行為で雑音を出さないことは基本中の基本です。

「ティーグラウンド近くで周囲を確認しないで素振りする方もいますが、接待ゴルフで素振りをする場合、同伴者から少なくとも10メートル以上離れた場所で、しかもお客様に向かってクラブを振らないことです。これは重大なマナー違反。お客様も不愉快になります。万が一、素振りで誤って小石を飛ばしてしまい、お客様に当たりでもしたら、接待は台無しです」。

新ルールの改正ポイントも、接待前にきちんと勉強しておく必要があります。

「新ルールでは、ショットを林に打ち込んでOBになった場合、ホールに近づかないフェアウエーから2打罰を加えてボールを打てるようになりました。2打目以降の思いがけないOBで元の位置に戻る必要はありません。バンカーが苦手なお客様には、2打罰でピンに近づかないバンカー外からプレーできることを教えてあげましょう」。

最後に絶対にやってはいけないのが過少申告やボールを動かすなどのインチキ。

FP氏曰く。「プレーファーストで自分のプレーが多少、雑になっても、スコアだけはきちんと申告する。ボールはあるがままにプレーする。接待と言ってもゴルフは所詮、遊びです。しかし遊びで不正を働くような人間にまともなビジネスができるでしょうか。遊びにこそ、その人の本性が出るものです」。

いかがでしょうか。やってはいけない3原則のうち、「自分の立ち位置」と「公明正大」は心がけ次第ですが、「プレーファースト」については、ある程度のプレー経験を積んでいかないと、接待初級者には難しいかもしれません。時間がなくても、パターマットを購入してパットの練習をしたり、バットで素振りをするなど、毎日、できることを続けましょう。

次回は接待名人のゴルフ場での所作を紹介します。

前回までのコラム
【閑話休題】接待ゴルフ①達人のタクティクス

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