YouTubeチャンネルで男子ツアーを盛り上げるプロ8年目の堀川未来夢(29)が、兵庫県で行われたマイナビABCチャンピオンシップで、8月の日本プロ選手権に続く今季2勝目を挙げました。ドライバーは270ヤードそこそこで300ヤード時代に飛ばない部類の選手ですが、堅実なマネージメントで狙い所がタイトな18番パー5も3ウッドでフェアウエーキープしてバーディーフィニッシュ。残り4試合となった今季のツアーをさらに盛り上げてほしいものです。
さて、筆者も参考にしている堀川プロの動画ですが、最近の動画「下半身で打つアプローチ」が目からウロコものです。
この動画、アプローチが得意という竹安俊也プロ(30)を紹介しながら、アプローチの極意を聞くのがテーマ。ところが実際はコミュ力抜群の堀川プロが、竹安プロに質問しながらアプローチのコツを披露します。
アプローチの練習はできれば芝生の上でしたい。練習場の人工芝は滑るため、手前からダフったほうがいい感じでボールが上がるため、堀川プロは「多くのアマチュアはハンドファーストがプロに比べて鈍角」になるという。
「マットは正直、練習にならない」と堀川プロは断言します。
それでは練習環境に恵まれないアマチュアは、どう練習すれば良いのか。 堀川プロの動画から紹介します。「2~3ヤードでいいから家の床できちんとインパクトするのが効果的。ボールにコツンと当てて、小さな放物線でボールを上げるように練習する。すべては20~30㌢のインパクトゾーン。すべてはここ。あとはそのレールを伸ばして大きくスイングするだけ。フローリングとか硬いところはインパクトが嘘をつかない。ハンドファーストでコツンとボールを打って小さな放物線を描いていけば、アプローチは格段に上手くなる。」

アプローチ巧者の堀川プロならではのアドバイスですね。筆者もパターマットからウエッジで2㍍先のカゴにボールを入れる部屋練習を、毎朝、続けています。練習場には新しいクラブを購入した時以外、まったく行かないので、部屋でのアプ練がスコアメイクの生命線です。
マットにダフることなく、ボールの赤道に刃を入れてコツンと打つ。左足体重で手首を使わずクリーンにコンタクトします。たかだか2㍍くらいのショットでも、フェースにボールが乗る感覚が分かります。これを10球くらいでも毎日続けることで、アプローチに絶大な自信が生まれます。お金もかからず、実戦的な練習です。
時田 弘光
~No Golf No Life~
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。そろそろドライバーで200㍎の壁が見えてきた57歳。