米ツアー本格参戦1年目の岩井千怜が2位に6打差をつける圧倒的な強さで初優勝を飾った。メキシコのエル・カマレオンGC(6583㍎、パー72)で行われた最終日、首位と1打差の2位でスタートした岩井千は、7バーディー、1ボギーの66で回り、通算12アンダーで米ツアー参戦8試合目での優勝。ホールアウト後、双子の姉の明愛からシャンパンシャワーで祝福され、“I’m so happy to win”と英語で喜びを語った。
まったく危なげないプレーだった。1番で7㍍を沈めてバーディー発進して首位に立つ(首位のジェニー・べーがボギー)と、3番から6番まで4連続バーディーを奪い、前半で勝負を決めた。上位陣が伸び悩む中で、面白いようにパットを決めた。最終日は25パット、4日間計114パットとグリーン上で輝いた。シャンパンシャワーでびしょ濡れになりながら「こんなに早く優勝できると思っていなかった。本当にうれしい」と笑顔を見せた。
★考えすぎずテンポ良く
5月上旬のブラックデザート選手権では、スロープレーで2罰打を受けて予選落ち。これをきっかけに「少し考えすぎていたかも」と考え直し、テンポよくプレーすることで悩みが消えたようだ。岩井千は優勝会見で「メンタルが落ち着いていた」と語った。
Embed from Getty Images米女子ツアーは2月からプレーのペースによってペナルティーを与える新ルールを施行。各ホールで規定時間が設定され、選手の打数に応じて合計タイムが決まる。問題となったパー3での岩井千の規定時間は3打で120秒と計測され、20秒超過でパーがダブルボギーとなった。これにより予選通過圏内から圏外となり、涙の予選落ちとなった。
★早くも日本勢3勝目
5月26日現在、岩井千は、今回のJLPGAツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスで優勝。米女子ツアーでは、4月中旬のJMイーグルLA選手権の11位が最高で2試合で予選落ちしている。日本勢では、竹田麗央が3月のブルーベイLPGA、4月には西郷真央がメジャー初戦のシェブロン選手権で優勝しており、岩井千で3勝目。姉の明愛も含め、頼もしいなでしこたちは、まだまだ勝利を積み重ねそうだ。
(堂場 新一)
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