タイガー・ウッズ、ロリー・マキロイら発案のインドア型式のゴルフリーグ「TGL」が開幕しました。ネット配信で観戦された方も多いと思いますが、観衆がショット時に静寂を求められる伝統的なゴルフとは違い、大歓声の中、トッププロがハイテクを駆使したスタジアムでプレーする新時代のエンターテイメントです。観戦したファンの多くが「単なるインドアゴルフとは違い面白い」「ゲームのペースが速く、エキサイティング」と好意的です。
ゴルフ専用に設計されたインドアスタジアム(SoFi Center)は、米フロリダ州パームビーチ州立大の敷地に新設。ドライバーやアイアンショットは芝、ラフ、バンカーから正面の巨大スクリーンに向かって打つ。そして50㍎以内のショートゲームは、傾斜が自在に変化するグリーンエリア(97㍎×50㍎=天然芝の花道、ラフ、バンカー併設)からプレーする。コースもオリジナリティーに富んだ30ホールを新たにデザインしており、視覚的に楽しめます。ショットクロックによる時間制限があり、1マッチ2時間で終わるのも娯楽性を高めています。
パッティングの際にスタジアムの大観衆(満員で1500人)の歓声が聞こえ、チームメートのミスショットに選手同士が爆笑するなど、通常のツアーとは違った選手たちの顔も見えて興味深い。そしてショットクロックのほか、重要なパッティングの際に要求できるタイムアウト、獲得ポイントがアップするハンマーなど、独特のルールが試合を盛り上げます。
TGLに参加するのは、タイガーや松山英樹選手を含むPGAツアーのトップ選手(ツアー優勝230勝、メジャー優勝33勝)の24人。6チーム(1チーム4人)に分かれて、毎週月曜か火曜日のゴールデンタイムに15ホールのマッチを展開します。試合は各チーム3対3のマッチプレー。1ホール1㌽で争い(引き分けは0㌽)、15ホールのうち9ホールがオルタネート方式で、6ホールがシングルスマッチで戦います。
1月7日に開幕したファーストシーズンは、3月4日まで各チームが総当たり戦の5試合を行い、上位4チームが3月17、18日に行われるプレーオフに進出し、勝ち残ったチームで同24、25日にファイナルが予定されています。
開幕戦は満員御礼となり、ルドベグ・オーベリ擁するThe Bay Golf Clubが、ザンダー・シャウフェレ率いるNew York Golf Clubを9-2で破りました。スポーツメディアウオッチによると、このライブ中継は、視聴者は919,000に上り、LIV Golfの観戦者や、松山英樹がツアー記録で優勝したセントリーよりも多かったそうです。開幕戦の始球式に参加したマキロイは「ちょっと騒がしくて慣れないけど、こういうのも面白い」と感想を述べました。オーベリは「この感覚を毎週、楽しめるバスケやフットボールの選手たちがうらやましかった。観衆の熱量がツアーと違って、スタジアムでのプレーは面白い」と興奮気味に話していました。
翌週に行われた第2戦はタイガー(Jupiter Links Golf Club)が登場しましたが、コリン・モリカワを擁するLos Angeles Golf Clubが12-1で大勝。アイアンショットで通常より飛んでしまう距離感のミスや、ポイントを増やせるハンマーを使うタイミングなど、各選手とも手探りながら、観衆との一体感を楽しんでいました。
そして、いよいよ来週27日は、松山英樹、マキロイ、キーガン・ブラッドリー、アダム・スコットで構成するBoston Common Golfが、タイガーのJupiter Links Golf Clubと激突します。好調の松山がどんなプレーをするのか、注目しましょう。
時田 弘光
~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。










