未勝利の山下が平均ストロークで首位をキープ – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round 153

今季、未勝利の山下美夢有が9月15日現在、平均ストロークでJLPGAツアーの首位を走っています。その数字は驚異の69.2477(試合数16、ラウンド数54.5)。今季すでに6勝している竹田麗央(69.2646=試合数22、ラウンド数65.5)を僅差でかわしています。

平均ストロークでは2年連続で70台を切っており、今季は前人未踏の68点台も視野に入っています。今季初勝利を目指すというモチベーションで戦い続ける山下にとって、平均68点台は現実的。確かにプロは「勝ってナンボ」ではありますが、この安定感は驚異的です。

住友生命レディース東海クラシック最終日(9月15日、新南愛知美浜C=6560yd、パー72)、山下は2打差の単独首位で今季初勝利を目指しましたが、この日のベストスコア64をマークした岩井明愛に逆転され、2位に終わりました。昨年は最終日を首位で迎えると、逃げ切りで優勝していた山下ですが、今年はなんと3試合連続で7度目の2位。しかし、自ら崩れたのではなく、初日から最終日までノーボギーの69。序盤、3㍍前後のパーパットをねじ込むなど山下らしいショートゲームの冴えは見せたものの、バーディーチャンスにつけることができませんでした。

試合後のインタビューで「ショットが左右にぶれて、セカンドもなかなかチャンスにつかなった。そのへんが、言い流れに持っていけなかった部分かな」と分析した山下。「ショットをしっかりと調整していきたい」と次戦に前を向きました。

今季の日本女子は海外のメジャーで大活躍。この20年間で日本の女子ツアーは大きな進化を遂げました。20年前の2004年のスタッツを見ると、平均ストローク首位は不動裕理の70.6389。この年のアンダーパーは3人のみ(2位・宮里藍、3位・福島晃子)で、10位の大場美智恵と服部道子の平均ストロークは72.3671でした。今年のスタッツと比較すると、アンダーパーは木戸愛(71.9191)までの45人。当時の72.3671ストロークでは、現在では57位となってしまいます。コースの距離は徐々に伸び、コースセッティングやピン位置も難易度を増す中で、選手の技術が上がった証左といえます。

今季も残り10試合。メジャーも日本女子オープンと最終戦のツアーチャンピオンシップの2試合を残しており、メルセデスランキングと賞金で竹田に大きく水をあけられた山下がどう巻き返していくのか。注目したいと思います。

時田 弘光

~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。

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