「お金がかかる」
→ これが一番の問題点。筆者は1995年にゴルフを始めた時、父親のハーフセットでコースデビューしました。練習場に行くのはもったいないので、自宅前の雑草地で雑草をクラブで刈るようにして練習した記憶があります。今はネットのフリーマーケットなどで安く中古品が購入できます。毎日、ワンコイン(500円)貯金をすれば、月に15000円にもなります。3か月で中古クラブ代にはなりますね。プレー代についても、土日祝日のゴルフとなると、メンバーでもない限り、1万円以下でのプレーは不可能。都心に住んでいた筆者は初心者の頃、平日に有給を取って、7000円程度の河川敷でプレーしたり、半日休を取って、早朝ハーフや薄暮ハーフ(だいたい3000~4000円)を楽しみました。
「足がない」
→ 遠方の山奥に行くには、やはり車が便利。しかし、あえて車を持つという選択を捨て、カーシェアやカーリースを利用して毎月の経費を抑えましょう。車を購入したのはいいが、ローンの支払いでゴルフに行けないのでは本末転倒。車を所有しているゴルフ好きの仲間を見つけるのも一つの方法です。SNSのゴルフサークルでは、車の乗り合いでコースに行くケースも見られます。またゴルフ場のホームページを研究して、最寄りの駅までクラブバスを運行しているゴルフ場に通うようにすれば、“電車でゴルフ”が可能になります。
「なかなか上手くならない」
→ ゴルフはよほどの運動能力があり、センスの良い人でない限り、上達するにはそれなりの時間がかかります。ここで活用したいのが、ネット動画です。昔と違い、今は当代一流のレッスンプロが無料でレッスン動画を展開しています。これを熱心に見て、自分なりにスイングの基本を自宅素振りで身につければ、レッスン料も練習場代もかかりません。なんだかんだ、イメージトレーニングが一番、効果的です。またコースでの経験値を上げるなら、ネット上の「おひとりさま予約」で、平日に武者修行をするのも楽しいものです。
「マナーが面倒、ルールが難解」
→ 果たしてゴルフのマナーとは何でしょうか。ある意味、ゴルフは4人1組で行う大人の社交スポーツ。良識ある社会人としてのマナーに通じるものがあります。スタート時間に遅れず、同伴者に迷惑をかけず(他人のプレー中に騒がない)、嘘をつかず(スコア申告)、気持ちよく会話をし、リズムよくプレーすれば、ほぼ合格。ルールに関しては、競技をしない限り、それほど難しいものではありません。最低限、OBやロストの危険性がある場合は暫定球を打ち、救済を受ける時の処置の仕方を理解しておけば大丈夫です。
「一日がつぶれる」
→ 確かにゴルフは時間がかかる。都心のゴルファーが、海のレジャーが盛んになる夏に房総半島のゴルフ場でプレーする場合、行きはともかく午後3時を過ぎると帰りの渋滞が地獄。早朝の5時に家を出て、帰宅が夜の8時なんてことも。時間優先で都心から移動距離が短いゴルフ場を選ぶと、当然ながら土日のプレーフィーは栃木や群馬の2~3倍にもなってしまう。時短を目的とするなら、日照時間が長くなる4月から9月の間の平日早朝に、ハーフプレーするのがベスト。
* * * *
いかがでしょうか。若い世代に限らず、これからゴルフを始めるには、やはり「時間」と「お金」が重要な要素になってきます。ゴルフを心から楽しめるレベルになるには、まずはゴルファー自身の自助努力が必要です。
一方で業界もゴルフをボーリングのような手軽な大衆スポーツに変えていけないでしょうか。ゴルフ場にはウエアとシューズとグローブだけ持っていけば、クラブハウスには無料のレンタルクラブが置いてあり、気軽にプレーできる。必ずしも18ホールだけでなく、手軽なハーフプランも用意する。組み合わせ可能な同伴者がいなくても、“おひとりさま”のセルフプレー枠を可能な限り設定する。
各ゴルフ場とクラブメーカーなどが提携し、コースデビューしようとする人たちに、“デビュープラン”を用意するのもあり。ラウンド前にレッスンプロの指導でアプローチ練習後、ハーフだけを回る。クラブはすべてコースが用意して、土日に5000円で参加できる。積極的に若い世代のゴルファーを育てていくべき方策が必要です。










