【ツアーレビュー】LPGA ザ・スタンダード ポートランドクラシック(2025 8/17) 岩井明愛が初優勝、妹の千紗と双子Vは米女子ツアー初

PORTLAND, OREGON - AUGUST 17: Akie Iwai (R) of Japan poses with her sister Chisato Iwai (L) of Japan after winning The Standard Portland Classic 2025 at Columbia Edgewater Country Club on August 17, 2025 in Portland, Oregon. (Photo by Orlando Ramirez/Getty Images)

COLUMBIA EDGEWATER (6497, par72), Portland, Ore.――岩井ツインズの姉・岩井明愛が攻撃的なゴルフで6バーディー・ノーボギーの66をマークし、通算24アンダーで米ツアー初優勝を飾った。妹・千紗に続く優勝で、双子による優勝は米女子ツアー初の快挙となった。

2位に2打差で最終日をスタートした明愛は5番、6番で連続バーディーを奪うと、バック9は上がり2ホールの連続を含む4バーディーで2位に4打差をつける圧勝だった。18番をホールアウトすると、最終日、64の猛チャージで3位に入った千怜らからシャンパンを浴び、歓喜の瞬間を迎えた。明愛はインタビューに「すごく途中、きつかったですが、今日は自分に勝てたのが本当にうれしい」と涙ながらに喜んだ。

一方の千怜は序盤のボギーにも動じず、5番のイーグルを皮切りに怒涛のチャージ。7番でもイーグル、さらに9番からは4連続バーディーと、攻めのゴルフで一気に19アンダーまで伸ばし、優勝争いを盛り上げた。

日本勢の今季米ツアー制覇は、AIG全英女子オープンを制した山下美夢有に続き5人目。姉妹Vの例は過去にもあったが、双子での米ツアー優勝は史上初。アニカ・ソレンスタム、ジュタヌガーン姉妹、コルダ姉妹に名を連ね、岩井ツインズは新たなページを開いた。ともに2021年にJLPGAのプロテストを通過し、国内でも既に複数回の優勝を経験。今や舞台を世界に広げ、日本ゴルフ界に新しい夢を見せてくれている。

歴史ある大会の頂点に立った明愛、そして全力で追い上げた千怜。二人の歩みは、単なる“姉妹ゴルファー”の物語を超え、スポーツの持つ希望と可能性を映し出している。今後、彼女たちがどのように米ツアーで存在感を増していくのか。岩井姉妹の挑戦はまだ始まったばかりだ。

(堂場 新一)

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