日本のショットメーカーたちがLPGAを盛り上げる – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round 168

ツアールーキーの竹田麗央が中国・海南島で行われた米女子ゴルフのブルーベイLPGAで米ツアー2勝目を挙げました。そして同じ週に沖縄で開催された国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスでは、今季から米女子ツアーに参戦する岩井千怜が昨年に続く連覇。170~190㍎をアイアンで高いボールを打てる2人が、ショット力でコースをねじ伏せた印象です。

竹田は、ブルーベイGC(6712㍎、パー72)の難関10番(437㍎、パー4)で、ピンまで177㍎の第2打をハイフェードでピン上2㍍につけてバーディー=動画。一方、岩井は実測201㍎の16番パー3を5番アイアンでカップをかすめるスーパーショット。いずれもバーディーを奪い、日本女子の飛距離と技術の高さを世界に示しました。

2位に2打差で最終日をスタートした竹田は、前半に3つスコアを伸ばして独走態勢。キレキレのショットで64をマークし、2位のミンジーリー(豪州)に6打差をつける4日間トータル17アンダーで優勝しました。4か月前にTOTOジャパンクラシックで優勝し、米ツアーに乗り込んだ竹田が、2025年シーズン序盤とはいえ、開幕から5戦で賞金ランキング首位($469,372、約6900万円)に立ちました。

https://www.lpga.com/athletes/rio-takeda/102615/overview

竹田のスタッツを見ると、まだまだ本領発揮とは言いがたい数字です。ドライバーの飛距離は264.57㍎で32位、フェアウエーキープ率は71.43%で50位。パーオンしたホールでの平均パット数は1.80で69位。サンドセーブ率は44.44%で68位。ピンを狙うアイアンの精度を示すパーオン率は80%で7位に入っています。パー5での平均スコアが4.45で5位となっており、距離を生かしてパー5で確実にスコアを伸ばしているようです。

竹田は優勝を振り返って、インタビューで次のように話しています。
「絶対に攻めていかないと追い抜かれると思っていたので、ただただピンを狙うゴルフをずっとできたと思います」。まさにそのような攻めのラウンドでした。

一方、国内戦を制した岩井千怜。開幕戦だけのスタッツですが、ドライビングディスタンスは248.13で6位。パーオンホールの平均パット数は1.75で13位タイ。多くの選手がコーライ芝の芝目に苦しんでいましたが、最終日のバック9のように、ピンに絡むショットでバーディーを奪いました。

岩井はもともとLPGAのブルーベイへの出場を予定していましたが、エントリーミスでダイキンに出場しました。もしブルーベイに出場していたら、竹田との優勝争いを演じていたかもしれません。

ダイキンで残念だったのが、期待を込めた小祝さくらが予選落ちしたこと。2ラウンドで10オーバーでの予選落ちはオイオイ、という感じでした。小祝がチャンスもあったけど、「ひとつも入りませんでした」と振り返るように、コーライグリーンに嫌われた感じですね。さらに心配なのが、稲見萌寧。こちらは2ラウンド13オーバーで、以前のようなアイアンのキレがなく、ショートゲームもいまひとつ。戦える体調、ショットの調整に時間がかかりそうです。

2月23日にタイで最終日が行われたホンダLPGAタイランドでは、米女子ツアー参戦2戦目の岩井明愛が最終日に61のコースレコードをマーク。4日間で27アンダーとしながらも惜しくも1打差の2位に終わりました。最終18番5ではイーグルフィニッシュでギャラリーを沸かせました。岩井はスポンサー推薦での出場のため、年間ポイントは与えられませんが、岩井自身、大きな自信となったはずです。竹田、岩井姉妹、そして山下美夢有ら日本のツアールーキーたちの優勝争いが毎週、楽しめる展開になりそうです。

時田 弘光

~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。

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