雨の日ゴルフを楽しもう – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round105

今年は雨の日のラウンドが多くありませんか?

29日、近畿・東海地方で梅雨入りが発表されました。房総半島に住む筆者は、3月~5月の3か月間、レインウエアを着込んでのプレーが6回もありました。

筆者はプライベートコンペをいくつか主催しており、拙コラムでも「雨予報でコンペ開催の可否をいつ決めるか」など、雨関連の話題を提供してきました。
 

今回は、ついつい後ろ向きになってしまう雨ゴルフを楽しもうというものです。 先日、プライベートコンペを予定していました。5月も下旬になろうかというのに、この日だけ、ピンポイントで雨。しかも前日に20度前後だった気温が12度まで下がり、朝から本降りの状態でした。

コースに出てしまえば、意外に快適にプレーできる雨の日ゴルフ

筆者のコンペは、ライングループでご案内をしているので、前日の正午の段階で中止を決定。とはいえ、コースを予約していただいたメンバーさんへの礼儀もあるので、菓子折りを持って、翌朝、コースに向かいました。

すると午前6時ごろ降水量3㍉くらいだった雨は、コースに着くと、パラパラの状態に。支配人に6組のコンペのキャンセルを謝罪していると、雨でもゴルフをしたい仲間がやってきて、「ちょうど4人いるから、1組で行こうよ」となりました。

実際、レインウエアを着込んでカートに乗り込むと、なぜか雨が気にならなくなるんですね。「まあ、これくらいならできるか」となるのが不思議(笑)。

今年は雨ラウンドが多いので慣れてしまったのもあります。

そこで筆者なりに気づいたことを記します。一部、ネットなどで紹介されているようなコツがありますが、実践的に使えるので暇つぶしに読んでみてください。


①ボールはディスタンス系を喜んで使う

クラブ競技などスコアを競うプレーではプロV1などプロが使うスピン系を使用するという方が多いと思います。でもね、最近は本間ゴルフのD1など、ダース2000円以下で購入できて、飛び重視のホールが人気です。ディスタンス系のボールは「打感が固いから距離感が出ない」という方もいますが、結局は慣れです。雨の日はキャリーが落ちるので、ディスタンス系でボールの高さが出るボールは、重宝します。日頃、転がしで寄せる方も、雨の日はディスタンス系でポッコンと上げて寄せるほうが、距離感が出しやすいです。

雨の日はあえてグローブをせず、ハーフスイングの気持ちでゆったりと振りたい

②あえてグローブをしない

筆者は練習場でボールを打つときにグローブをしないので、違和感はありません。ただ滑るのはよくないので、カー用品売り場で売っているセーム皮をグリップ拭き取りように持って行きましょう。日頃からリストを積極的に使ってスイングしている方々は、指先の力を抜いて手のひら(パーム)でグリップを握るようにすれば、濡れたグリップでもある程度、しっかり握ることができます。ついでに上体の回転を意識してハーフスイングを心がけると、手打ちが直ったりします。雨の日の大振りは禁物です。

③スタート前の素振りはバットや重い素振り棒で

雨の日のゴルフは間違いなくスイングリズムが速くなります。女子プロのトーナメントを見ていると、優勝争いしているプロのリズムは雨でも一定が変わりませんが、我々アマチュアはそうはいきません。ゆっくりリズムをキープするためにも、スタート前は重いバットやスイング棒でゆっくり大きい素振りを入念に行いましょう。

④ラフに入ったら9番アイアンまで

当たり前の話ですが、雨水を含んだラフはハンパなく重い。ラフに入った時点でしっかりと100~130㍎をキャリーで飛ばしてフェアウエーにボールを置くマネージメントを心がけましょう。無理してフェアウエーウッドを使っても、「せいぜいピッチングの倍の距離も出ない」と思いましょう。400㍎のパー4では、ドライバーでせいぜい200㍎、残りの200㍎をどう割り算してグリーンに乗せるかを考えましょう。

⑤ロングの2打目などで200㍎を無理に狙わない

雨のフェアウエーはびしょびしょなので、フェアウエーウッドのようなソールの厚いクラブは、ソールがすべりません。だいたいがダフってボールの頭を打つのがいいところ。なので、ティーショットがナイスショットの場合、2打目のライにもよりますが、無理をしてスプーンを選択せず、キャリーの出しやすいユーティリティーで攻めましょう。

⑥レインウエアはラウンド後に必ず水分を拭き取って、防水スプレーをかけておく

レインウエアは防水性の高いものが優れています。とはいえ、使用後のケアをしていないと、防水性は薄れていきます。「年に数回しか雨の日はラウンドしない」という方はなおさら、面倒ですが、帰宅後にウエアのケアをしておきましょう。


いかがでしょうか。筆者の場合、雨の日はクラブセッティングも変えます。特にバンカーは雨でしまった状態になるので、バウンス角の大きいウエッジは外します。ゼロバウンスあるいは、グースがついて出っ歯のウエッジ(昔のリンクスなど)や、ドルフィンウエッジだとボールを拾いやすいと思います。雨の日ゴルフは、来場者数が少ないため、短時間で回れるので、時間が有効に使えるメリットもあります。さらにスイングについてもいろいろな気づきがあります。降水量が1㍉くらいなら、喜んでコースにレッツゴーです。

時田 弘光

~No Golf No Life~
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。
全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁が見えてきました。

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