松の内が明ける前に、松山英樹選手が米ツアー記録となる35アンダーで米ツアー開幕戦を制しました。この勝利で世界ランクも5位にランクアップ。今年もPGAツアーで暴れてくれることでしょう。
米国ハワイ州カパルアのプランテーションコース(7596㍎、73)で開催された米男子ツアー開幕戦「ザ・セントリー」は、昨シーズン優勝者とポイントランク上位50人のみが参加できるシグネチャーイベント。松山選手の35アンダーは、2022年の同大会でキャメロン・スミス(豪州)が記録した34アンダーのツアー記録を更新するものでした。松山選手は65、65、62とスコアを伸ばし、2位のコリン・モリカワ(米国)との見応えのある“マッチプレー”となった最終日も、1イーグル、7バーディー、1ボギーの65で、ツアー11勝目を手にしました。
4日間のプレーを動画配信で観戦しましたが、秀逸はセンターシャフトのパター。多少の傾斜をものともせず、ボールは面白いようにカップに吸い込まれました。スコッティ・キャメロンのセンターシャフト。筆者も購入したくなりました。
松山選手の35アンダー(パー73のコースですが)は、ラウンドにすれば平均約9アンダー。松山選手の場合、ピンを刺すアイアンショットでパー4の2打目を入れてイーグルもあります。グリーンを外しても天才的なアプローチで難なくパーセーブ、あるいはチップインバーディー。平均的ヘッドスピード(40m/s)の片手シングルのアマチュアゴルファーが、レディースティーでプレーしてもラウンド9アンダーは困難でしょう。
そこで牽強付会ではありますが、少しでも上を目指したい競技志向のアマチュアゴルファーが目指すべきは、ラウンド9オーバーではないでしょうか(関東アマ決勝に出場するような片手ハンデの方は除きます)。JGAハンデ6前後の筆者は昨年、バックティー(6700㍎前後)からのラウンド(競技、プライベート含む)で平均81.2ストローク(35ラウンド、ワースト87~ベスト75)でした。コースの難易度にもよりますが、81前後でラウンドすると、クラブ競技ではベスト5には入れます。天候状況などではベスグロもあります。
ラウンド81というのは、ハードルをあげると、年間平均81という意味です。つまり、クラブ選手権やアマチュアゴルファーズ選手権などで75~78が出せる実力がないと、年間平均81は難しいのです。というのもその日の調子で80台後半も叩く時があるからです。ハーフで3オーバー、あるいは3ホールで1オーバーを目指すゴルフが理想。当然、ダブルボギーは禁物です。なぜなら、多くのアマチュアにとって、プロのようなバーディーでのバウンスバックは可能性が低いからです。筆者が薫陶を受けた日本アマにも出場した競技ゴルファーでさえ、「バーディーはおまけ」と言っていました。「アマチュアはパーを目指す。バーディーは偶然」と戒めていました。
筆者はPGMが運営するコースのメンバーですが、PGMのアプリをスマホにダウンロードすると、ラウンドの度にカートナビにスコアを入力している方は、PGMアプリの「スコア丸」にこれまでのラウンドのスコアがすべて記録されています。これは優れもので、当日のスコアが全来場者の何位だったかなども反映されます。平均80前後で回れば、どんなクラブでも公式競技で上位に入賞できる可能性があります。世界トップレベルの松山選手の9アンダーは不可能でも、少しでも上を目指す競技志向のアマチュアは、平均9オーバーを目指してください。
時田 弘光
~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。










