完成度の高いウェッジほど、次の一手は難しくなる。
PING「S259」ウェッジが置かれていたのは、まさにそんな状況だった。
前作「S159」は、距離の再現性や方向性、スピンの安定といった、ウェッジに求められる要素を実戦の中で積み重ねてきたモデルだ。多くのゴルファーから支持された理由も、突出した一要素ではなく、「思った通りの結果が出やすい」という使い心地にあった。
だからこそ、「S259」に求められたのは方向性を変えることではない。
PINGが向き合ったのは、すでに高い完成度を持つウェッジを土台に、使い勝手の精度をどこまで高められるか、という点だった。
その考え方が最も表れているのが、ソールグラインドを中心とした改良だ。
とくに高ロフトモデルでは、フェースを開いたときの構えやすさを意識した形状へと見直されている。数値では表しにくいが、構えた瞬間に安心感が伝わる──そこにPINGらしい調整が施されている。
中でも象徴的なのが、「Eグラインド」に加えられた改良だ。従来の個性的な見た目からは距離を取りつつ、バンカーやアプローチで評価されてきた実戦的な役割はしっかりと残されている。
PING「S259」ウェッジは、前作から劇的に印象が変わるモデルではない。 だが、実際に使ったとき、前作との違いが「扱いやすさ」として伝わる場面は少なくない。ウェッジに安心感や再現性を求めるゴルファーにとって、この積み重ねこそが、「S259」の価値だ。
完成度の高い前作をどう磨いたのか──PINGが選んだ答え
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(MYGOLFSPY JAPAN編集部)
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