本間ゴルフは、2019年1月にジャスティン・ローズとの複数年に及ぶ用品契約合意を発表した。
ローズは世界に通用する単なるスターではない。世界ランク2位にもなったゴルファーで、「フェデックスカップ」でトップに立ち、オリンピックで金メダルも獲得したほどの選手だ。
これほどのプレーヤーと複数年契約するなんて、一晩にして起こることではなく、また同様に、そのような関係を解消することも起きたりしない。傷口は時間をかけて大きくなっていたと考える方が妥当だろう。
ローズは本間ゴルフの自身のモデルに直接関わり、「結局のところ、ブレードはブレードであり、一番大切なのは見た目だ」とまで言い切っていた。「寛容性が非常にアップしており驚くほど安定している。そういった点で間違いなく進歩していると言える」と。
しかし、3月の「ザ・ホンダ・クラシック」でその微妙な関係が明らかになった。ローズのバックに、本間のクラブは1本もなかったのだ。
ローズの発言からして、関係が良好かに見えたがいったい何が起きたのか?
本間はローズと契約したことで、競合が多い競争市場においてそれなりの信頼は得たと言える。ジャスティン・ローズが全てであり、ローズなくして、本間ゴルフに次なる手など全くなかった。アメリカ進出に本気で挑んでいる本間にとっては大きな打撃だ。
コトの真相は何なのか?3月にローズのバックに入っていたクラブはどこのメーカーなのか?そして本間の次なる一手とは?
多くのコトに疑問が残る今回の契約解消。現在、ローズは5大会中3回予選落ちという状況だ。
今後の本間とローズの動向に注目したい。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)