今週の関東や静岡県は、低気圧や前線の影響で雨の日が続きました。特に3/31(火)は各地で大荒れの天気となり、静岡県を中心に大雨。静岡県と気象台は御前崎市や菊川市に「土砂災害警戒情報」を発表しました(今年全国初)。関東では風も強まり、千葉県などでは瞬間的に25メートル以上の強風が吹いたところもあり、高速道路の通行止めや鉄道の運転見合わせなど交通機関に乱れが出ました。
4/1(水)は大雨をもたらした低気圧が日本の東海上へ離れ、朝はいったん薄日が差しましたが、次の前線を伴った低気圧が再び西から接近し、すぐに雨が降り出しました。また、10時過ぎに関東で最大震度5弱の地震が発生(栃木県真岡市)。緊急地震速報も発表され緊張が走りました。
2日(木)も朝までは雨が降りましたが、昼頃になってようやく各地に日差しが戻りました。
きょう3日(金)は荒天をもたらした低気圧や前線は日本の東へ抜け、本州付近は広く高気圧に覆われています。関東から静岡県は久しぶりに青空が広がっています。夜にかけて雨の心配はなく、絶好のお花見のチャンスとなりそうです。東京に次いで横浜や前橋、静岡でもサクラが満開を迎えていますので、今夜は夜桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。
さて、この土日は新年度がスタートして最初の週末となりますが、天気はどうなるのでしょうか。
▶週末の天気のポイント 4/4(土)~4/5(日)
・【土曜日】春の嵐ふたたび 雨・風強まる
・【日曜日】雨のち回復 気温上昇 今年一番の暑さ?!

今週末は再び春の嵐が通過しますが、日曜日は回復傾向です。詳しい予想を見ていきましょう。
◆東京・神奈川エリアのポイント解説
■4月4日(土)🌧️⛈️ 午後は雨 強まる南風に注意
きょうの青空は束の間。あす4日(土)は高気圧が東海上へ移動し、再び低気圧や前線が西から近づきます。このため、朝から雲が多く、午後は西側エリアから雨が降り始めるでしょう。夜遅くは箱根方面など神奈川西部で激しく降るところがありそうです。先日からの大雨に加えて、さらにまとまった雨が降ると土砂災害の危険性が高まります。峠道など利用する予定のある方は、危険がないか確認の上、安全なルートでお出かけください。
風は午前中は比較的弱めですが、昼頃からは次第に強まり、沿岸部では強く吹くところもある見込みです。風向きは南〜南南西から吹く「暖かく湿った風」です。
気温はきょうと同じくらいで最高気温は19度前後でしょう。雨で日差しはありませんが、寒さはそれほど感じないでしょう。
⛳ ゴルフへの影響:朝イチで早めに撤収
夕方以降は雨・風が強まってきそうです。4日(土)しか予定が空いていない!というのであれば、天気の影響が比較的少ない、早めのスタートが良いでしょう。
■4月5日(日)☀️ 回復・気温急上昇!今年一番の暑さ
雨は明け方には上がり、日中は雲が多めながらも日差しが戻りそうです。前線が通過した後、南から一気に暖かい空気が流れ込み気温が急上昇します。東京都心では最高気温が24度に達する予想で、4月上旬としては異例の暑さに。今年初の「夏日(25度)」に迫る日となるかもしれません。
風向きは引き続き南よりの風が残り、沿岸部では強めの状態が続くでしょう。
⛳ ゴルフへの影響:日曜は打って変わってゴルフ日和に!
ただし、前日の雨でコースは水を大量に含んでいます。フェアウェイはぬかるみやすく、カート乗り入れ規制や一部ホールのクローズが発生する可能性があります。 ティーショット後の”ゴロゴロした芝”や、バンカーへの水溜まりにも注意してください。気温が24度近くになるため、水分補給を忘れずに。 4月とは思えない暑さで脱水リスクが上がります。UV対策(サングラス・日焼け止め)も必須です。
◆千葉エリアのポイント解説
■4月4日(土)🌧️ 東京湾〜外房は強風に警戒
千葉県の雨の降り出しは他のエリアより遅く、日中はくもりで経過しそうです。まとまった雨は夜になってから降り出す見込みです。ただ、ポツポツとした弱い雨は昼間も降る可能性があるので、コースに出る予定がある方はレインウェアがあると安心です。内房や外房エリアなど沿岸部では南風が強まる見込みで、午後は南房総ほど強く吹くでしょう。
⛳ ゴルフへの影響:千葉内陸部のコースもやや強い風
4日(土)は全般に南よりの風が強く吹きやすく、ストレートに打っても大きく流される場面が出てきそうです。内陸部でも午後は南風がやや強まるところがある見込みで、こうした日は風上に打ち出す「ロースピンの低弾道」が基本ですが、そもそも悪天候中のラウンドは安全最優先で判断してください。
■4月5日(日)☀️南風パワーで気温はグングン上昇
千葉は関東の他エリアに比べ、前線通過後も雨雲が抜けにくい傾向があります。朝まで雨が降っているところがありそうです。日中は雲が多めながらも日が差す時間もあるでしょう。ただ夕方以降は再び雨が降りやすいので、レイングッズを持ってお出かけください。引き続き、南よりの風がやや強く吹き込み、気温をグングン押し上げるでしょう。最高気温は22度前後の予想で日中は上着がなくても大丈夫なくらいとなりそうです。
⛳ ゴルフへの影響:午後スタートのほうが賢明かもしれません。
朝まで雨が残る千葉県では遅めスタートがいいかもしれません。前日から続く雨で午前中はコース状態が泥まみれになっているところも。ただ、千葉県では雨よりも、風の影響が気になります。土日ともに南風が強めの状態が続き、プレー中はもちろん、車など移動時に交通機関への影響が出る可能性がありますので、随時、情報のチェックを。
◆御殿場・伊豆エリアのポイント解説
■4月4日(土)🌧️ 警報級の大雨・荒天のおそれ 静岡は要厳重注意
静岡県は関東よりもさらに雨の影響が強く出ます。昼頃から雨が降り始め、夜は所々で雷を伴い激しく降るでしょう。御殿場・伊豆エリアでも、1日を通じてまとまった雨が降り続く見込みです。静岡県では先日から大雨が度重なっていますので、土砂災害への警戒を一層強めてください。
御殿場は最高気温が14〜15度前後にとどまり、ヒンヤリ感じるでしょう。伊豆は18度くらいの予想です。
南から吹き込む強い風は、御殿場では富士山麓を回り込む形で複雑な風向きになる場合があります。また、標高の高い場所では霧も発生しやすくなります。
⛳ ゴルフへの影響:御殿場・伊豆エリアは全エリア中で最も荒天の影響が大きい日です。
事前にコースの運営状況を確認することが必須です。伊豆半島の沿岸コースは南風の影響を最も受けやすい立地にあります。前線や低気圧の接近時は風向きが急変することもあり、ラウンド中に突然の向かい風・横風に変わる可能性があります。 「さっきまで追い風だったのに…」というケースは春の低気圧通過でよく起こるパターンです。
■4月5日(日)🌧️〜🌤️ 午後から回復・気温は急上昇
雨のピークは4日(土)から5日(日)の夜の間となる見通しです。1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨降るところもあり、降り始めからの雨量が100ミリを超えるところも出てくるかもしれません。土砂災害には厳重警戒です。雨は朝にはやんでいるところが多く、午後からは雲が多めながらも、日が差す可能性があります。気温は18度から22度くらいまで上がり、少しムシっと感じられそうです。
⛳ ゴルフへの影響:日曜の御殿場エリアは、前日からの雨の蓄積がコースに深刻な影響を与えている可能性があります。
地形的に排水しにくいエリアでは、朝イチのスタートはコースが最も悪い状態です。午後にコンディションが改善するかどうかはコース次第ですが、雨上がり直後の芝は非常に滑りやすく、特に下り傾斜のアプローチには要注意。 スパイクやシューズのグリップを事前に確認しておきましょう。
👗 服装・装備アドバイス(ゴルファー向け)
| 日付 | 最高気温目安 | おすすめウェア | ラウンドの持ち物 |
|---|---|---|---|
| 4/4(土) | 14〜20℃(エリア差あり) | レインウェア上下・防風ジャケット | 傘・替えシューズ・タオル多め |
| 4/5(日) | 20〜24℃(急上昇) | 半袖+薄手パーカー程度 | 水・スポーツドリンク・日焼け止め・サングラス |
4月5日(日)は、4月とは思えない気温となる可能性があります。熱中症のリスクを意識したうえで、こまめな水分補給を心がけてください。
⛳ 今週末の「風読み」豆知識 【土砂災害から身を守る】
土砂災害とは、大雨や地震などによって、山や谷、崖が崩れて、土砂が押し寄せてくる現象です。しみ込んだ雨水が多くなるほど、地面は柔らかくなって崩れやすくなります。土砂災害は発生のしくみや土砂の動き方から、大きく「土石流」「がけ崩れ」「地すべり」の3つに分類することができます。傾斜が急な山が多い日本では土砂災害が発生しやすく、発生前には様々な前兆現象が起こることがありますので、気が付いたら周囲に伝え、すぐに避難することが大切です。

■土石流
山腹や川底の石、土砂が長雨や集中豪雨などによって、一気に下流へと押し流される現象。急流の川がある所や扇状地で起こることが多く、その流れの速さは規模によって異なりますが、時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを押し流し、大きな被害をもたらします。
前兆現象:山鳴り、地鳴り、急に川の水が濁る、流木が混ざり始める、腐った土のにおいがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる など
■がけ崩れ
急な斜面が突然崩れ落ちる現象。雨水が地面にしみ込んだり、地震の揺れが原因で起きたりします。がけ崩れは、突然起きるため、人家の近くで起きると逃げ遅れる人も多く、大きな被害をもたらします。
前兆現象:小石がパラパラと落ちる、崖にひび割れ、崖から水が湧き出る、湧水が濁る、地鳴り など
■地すべり
比較的ゆるい傾きの斜面の一部あるいは全部が雨水や地下水の影響と重力によって、ゆっくりと斜面下方に移動する現象。一般に移動する土砂の量が大きいため、甚大な被害をもたらします。
前兆現象:地面のひび割れや陥没、井戸や沢の水が濁る、地鳴り、山鳴り、樹木が傾く、亀裂や段差が発生する など
★土砂災害警戒情報とは?
大雨警報(土砂災害)が出ている中、命に危険が及ぶ土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となったときに、都道府県と気象庁が共同で土砂災害警戒情報を発表します。自治体から避難指示が発令されうる状況です。周囲の状況や雨の降り方にも注意し、避難指示等が発令されていなくても、土砂災害の前兆現象に気付いたときなど、危険を感じたら自主避難するようにして下さい。激しい雨や暴風のために、避難場所への避難が困難な場合は、近くの頑丈な建物の2階以上に避難しましょう。それが難しい場合は、家の中で、崖や沢筋からなるべく離れた部屋など、少しでも安全な場所に退避するよう心掛けてください。

防災情報については、気象庁ホームページで見られる「キキクル」にアクセスし、身の回りに危険が迫っていないか確認するようにしてください。「キキクル」とは雨による災害の危険度を地図上にリアルタイムに表示したもので、危険度によって5段階に色分けして表示されます。
(黒:災害切迫 紫:危険 赤:警戒 黄色:注意 無色:今後の情報などに留意)
(キキクルの危険度分布には、土砂キキクル/浸水キキクル/洪水キキクルの3種類があります。)
大雨警報や洪水警報などが発表されたとき、また強い雨が降ってきたときなどに、自分がいる場所の災害の危険度を地図上で確認できます。土砂災害警戒区域等では、赤(警戒)以上の危険度となった場合には、早めの避難を心がけてください。
土砂災害が発生した場合に命などに危険が及ぶ区域を「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」といいます。住んでいる地域が土砂災害警戒区域などに指定されていないか、避難場所や避難経路を含めて土砂災害ハザードマップ(※1)でいま一度確認しておきましょう。なお、ハザードマップは随時更新されますので、定期的に確認するようにしましょう。(※1 出典:ハザードマップポータルサイト)
これから激しい気象現象によって、災害が発生しやすいシーズンに入ってきます。今のうちから身を守るために、情報の活用方法を身につけておきましょう。
(予報士解説)










