全米女子オープンで6位に入り、米女子ツアーのショップライトLPGAクラシック(シービューベイコース、ニュージャージー州)でも最終日に65のチャージで2位となった古江彩佳が、同試合終了後(6月10日現在)の世界ランキング(ロレックスランキング)で19位(3.40㌽)となり、僅差で畑岡奈紗(3.37㌽、20位)を抜き、日本人2位に浮上しました。
パリ五輪代表選考レースは今月24日の世界ランキングの順位で決まります。全米女子オープン優勝の笹生優花が30位から6位にジャンプアップ。笹生は五輪代表に内定し、残る1枠を古江、畑岡、そして宮里藍サントリーレディスオープンで2位フィニッシュの山下美夢有(21位、3.31㌽)らでパリ行きの切符を争うことになりそうです。
パリ五輪の出場権は、世界ランキング15位までの選手に与えられます。ただし1か国4人までで、15位以内の選手がいない国は上位から2人までの出場が認められます。出場枠は男女ともにそれぞれ60人。選考レースは残り2試合となっており、米ツアーは「マイヤーLPGAクラシック」と「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」、国内ツアーは「ニチレイレディス」と「アース・モンダミンカップ」です。世界ランキングは、過去2年間(104週)で獲得したポイントを出場試合数で割ったスコアで順位を決めます。ただし獲得ポイントは、直近の13試合の結果が重視され、それ以前の91週間については一定の割合で減らされます。
世界ランキングでは、米女子メジャーの優勝者に最高の100㌽が与えられます。ちなみに国内ツアー(JLPGA)のメジャー優勝者に与えられるポイントが26㌽となっており、世界ランクを上げるには、海外の試合に出るほうが有利です。 古江と畑岡がともに残り2試合でポイントを稼ぎ、世界ランク15位以内に入れば、笹生、古江、畑岡の3人が出場権を獲得。山下も全米女子プロに参戦する予定で、優勝すれば文句なしで世界ランク15位以内に上昇する。今季、国内で3勝している竹田麗央は、全米オープンで9位タイに入ったことで、急きょ、全米女子プロへの出場を決めました。竹田選手は最新のランキングで42位ですが、全米女子プロに優勝し、なおかつ古江、畑岡、山下を抜いてランク上位となった場合、笹生とともに五輪出場の可能性があります。

先週のショップライトクラシックでは事件がありました。初日4位の畑岡が第2ラウンド開始前に失格となったのです。前日の最終ホールで、ラフに打ち込んだボールの捜索時間が3分の制限時間を超過していたというもの。翌日に映像を検証した米テレビ局のリポーターが3分25秒経過していたと、翌日になって大会本部に申告したそうです。 どうも腑に落ちないのが、畑岡がボール捜索中、現場に立ち会っていた競技委員からは何も指摘されず、翌日に失格と宣告されたこと。畑岡にとっては不運な失格により、この大会2位の古江が0.03㌽差で畑岡を抜くことに。1人でも多くの日本人選手のプレーを五輪で応援したいファンとしては、古江、畑岡ともに残り試合でポイントを稼ぎ、世界ランク15位以内に入ってほしい。
時田 弘光
~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。









