アマチュアゴルファーズ選手権に出てみよう ~ 競技ゴルフへの誘い②

アマチュアの競技は、プロゴルファーへの登竜門とも言われる、日本ゴルフ協会(JGA)が主催する日本アマチュアゴルフ選手権(通称:日本アマ)を頂点に、さまざまな試合があります。

競技によっては、関東アマチュアゴルフ協会(KGA)加盟のゴルフ倶楽部に所属しないと(つまり、ゴルフ会員権を購入しないと)、エントリーできないものもありますが、ハンデ20程度の実力があれば、誰でもエントリーできるのが、日本パブリックゴルフ協会が主催する全日本アマチュアゴルファーズ選手権(アマゴル選)です。

今年で52回目を迎えたこの競技(女子は18回目)は、平成29年までパブリック選手権(通称パブ選)と呼ばれ、アマチュア競技の登竜門として、さまざまなゴルファーに愛されてきました。エントリーフィーは6,480円(税込み)と良心的。地区予選開催コースもパブリックゴルフ場で、平日開催が多いため、プレー代(昼食、税込み)も概算で7,000~10,000円で収まります。

良心的なエントリーフィーで参加できるアマゴル選(旧パブ選)

年齢別に全日本ミッドアマチュアゴルファーズ選手権(25歳以上、ハンデは20程度)、全日本シニア(55歳以上、女子は50歳以上)、全日本ミッドシニア(65歳以上の男子)、全日本グランドシニア(70歳以上の男子)が設定され、歳を重ねても同年代の競技ゴルファーと競い合うことができます。

<どれぐらいの実力で参加できる?>

アマゴル戦の申込書には「ハンデ20以上が望ましい」とあり、挑戦の目安として、90前後で回ることができる実力が必要です。

「そうだよね、100も叩いたら、同伴競技者に迷惑だし、上手くなってから出場しよう」と考える方が多いと思いますが、こんな調査結果もあります。

日本パブリックゴルフ協会が平成26年に行ったアンケート調査によると、出場者の7割がオフィシャルハンデを取得し、ハンデ20未満が66%という結果が出ています。

つまり20より多いハンデのゴルファーが34%も出場し、ハンデ未拾得者でそのレベルのゴルファーを含めれば、平均スコアが95~100レベルのゴルファーも参加していることになります。尻込みせずに、チャレンジしてみましょう。

「いきなり一人競技に出るのは気が引ける」という方には、ダブルス競技や4人一組のチーム競技も用意されています。自分が師匠と尊敬する上級者に頼み込んで、ダブルス戦に出場すれば、上級者のプレーを間近に見ることができ、競技へのモチベーションが上がります。

アマゴル選の予選会場となっているコースは、パブリックゴルフ協会に所属するパブリックコース。まずは、パブリックコースの友の会に入ることをお勧めします。

メンバーシップのゴルフ場とは違い、大金を払って会員権を購入する必要がなく、年会費(7000円~30000円まで)を支払うだけで、月例競技会や倶楽部選手権に出場できます。こうした競技会に出場することで、同じ志を持つ競技仲間と知り合い、今後の競技ライフが充実したものとなります。

パブリックコースの友の会でも、オフィシャルハンデを取得できます。自分のハンデを持つことで、プライベートのラウンドでも「ハンデ以内のスコアでプレーする」という目標ができます。

<地区予選を通過するには>

さて、アマゴル選の地区予選を通過するにはそれなりのスコアが必要です。気象条件や開催コースの難易度にもよりますが、75~84(今年から補欠制度が導入され、予選通過の夢が広がりました)が目安となります。

そして二日間競技の地区決勝となると、二日間合計で148~155を出すことができれば、夢の全日本の舞台が見えてきます。

プライベートの気楽なラウンドで、70台で回ることができても、緊張感のある非日常である試合では70台のハードルは高いものです。ましてや東日本決勝で二日間ともに75~77で回るのは至難の業でしょう。

アマゴル選がアマチュア競技の登竜門とはいえ、将来、プロを目指す学生が数多く参加するので、地区決勝を通過するには、オフィシャルハンデで5以下の実力が必要になります。

予選通過すると贈呈されるネームプレート。競技ゴルファーの勲章。

過去の全国大会の優勝者を挙げると、古くは中島常幸(1972年)から、丸山茂樹(1986年)、久保谷健一(1990年)、星野英正(1994年)、川村昌弘(2010年)と、ツアープロがその名を連ねています。

一方、ミッドアマやシニアの地区決勝の優勝者は、必ずしも元研修生やプロを目指す若者ばかりでなく、働きながら限られた予算と時間の中で、栄冠を手にした方々もいます。

会員制のメンバーシップを持たず、タクシー運転手をしながらミッドアマ地区優勝を果たした苦労人。30歳でゴルフを始め、自己流でスイングを磨き、パブリック地区決勝とミッドアマ地区決勝に勝ったアスリート…こうした方々に試合で出会うことができるのも、競技ゴルフならではの醍醐味です。

ゴルフはいろいろな楽しみ方があります。しかし少しでも上達しようという気持ちがあるなら、まずはパブリックコースの友の会に入り、月例競技から挑戦してみましょう。

アマゴル選のエントリー方法や、全国のパブリックコースの詳細については、日本パブリックゴルフ協会のサイトをご覧ください。

次回は、メンバーシップの競技ライフについてお話します。

前回までのコラム)
競技ゴルフは上達への近道~競技ゴルフへの誘い①

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