ウインターゴルフを楽しむコツ – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round 86

早いもので今年もあと少し。仕事も忙しく、週末は家の掃除やら買い物やらで、ゴルフへのモチベーションは男子ゴルフの日本シリーズ終了とともに下がりっぱなしです。

気温が5度前後になるとボールも飛ばなくなり、ゴルフ場の芝も次第にペタペタになって、50ヤード以内のアプローチの難度はめちゃくちゃ上がります。当然、好スコアも期待できないので、「冬ゴルフは我慢大会。面白くない」と考えがちです。

日本アマ6勝の故・中部銀次郎氏は、冬の間はあえてコースでのラウンドをしなかったそうです。レベルの高い競技ゴルファーは、トレーニングやインドアでのショット練習をして4月以降のベストシーズンに備える方もいらっしゃいます。冬の悪いライからミスショットをして悪いイメージを残したくありませんから。それも考え方です。

とはいえ、筆者も含め多くのエンジョイゴルファーはどんなに厳しい環境でも、積雪でコースがクローズしない限りはラウンドしたい。今回はそんなゴルフバカの皆さんに冬ゴルフを楽しむコツを紹介します。

1.冬のゴルフは別モノと考える

まずは考え方から。寒さにより身体の動きが悪くなり、ボールが飛ばない。フェアウエーが凍っていて転がって距離が出る場合もありますが(汗)。グリーン周りからのアプローチは58度などロフトの寝たウエッジを使うとチャックリ、トップのオンパレード。午前中はほぼグリーンが凍っているので、100ヤード以内のアプローチもボールを上げると、弾んでグリーン奥にオーバー。グリーンも早朝は霜によってボールの転がりが極端に悪く、日中は霜が溶けてグリーンの速さが微妙に変化します。ゴルフをプレーする上で一番大事な「感覚」がマヒするので、スコアは悪くて当たり前と考えましょう。

2.キャリーよりも低いボールで転がそう

冬こそ、全英オープンモードでプレーしましょう。そもそもフカフカの芝の上からティーアップ状態で打つのと状況がまったく違います。ほぼベアグラウンドから打つと考えて、アイアンなら打ち込まずにレベルに打つ。ハーフトップOKのショットが意外にも良い結果をもたらします。ティーショットは向かい風なら、力まずにスイングリズムだけを考えてしっかりフィニッシュをとりましょう。追い風でもレベルスイングを心がけてランで飛距離を稼ぎましょう。ライが悪い場合、アイアンを使わずにソールの広いユーティリティーのハーフショットも有効です。グリーン周りのアプローチもウエッジは封印して、パターやユーティリティーを多用しましょう。

3.柔軟なウインタールールで楽しもう

1月から3月までは、競技でウインタールールを適用するクラブもあります。スルーザグリーンオール6インチリプレースや、ティーグラウンドを通常より手前に設置するなど、プレーに伴うストレスを排除した季節限定ルールです。プライベートラウンドなら、「向かい風のホールはシニアティーから、フォローはバックで」「凍ったグリーンにボールが跳ねてOBになった場合は、無罰でボールがOB区域を横切った地点からプレー続行」「グリーン上、ワングリップOK」など、柔軟なルールを設定すればプレーファーストにもつながります。一方、穏やかな無風晴天のゴルフ日和でコースコンディションも良ければ、「ノータッチ、完全ホールアウト」は守りたいところです。

4.入念なストレッチと完璧な防寒対策を

体感気温が下がると、身体の動きが極端に悪くなります。冬ゴルフは、当日朝、布団から出ることが難しいですが、いつもより20分は早起きして自宅で入念に準備運動をしましょう。手足首、肩甲骨周りのストレッチ。大きく上体を回し、前屈運動をしっかりしましょう。時間があれば朝風呂に入って身体を温めるのもいいでしょう。防寒対策としては、ヒートテックなどのインナーを着て、身体の動きを阻害する分厚いアウターはやめましょう。今はワークマンが、機能性の高いリーズナブルなゴルフ用ウエアを販売しています。帽子もキャップでなく、ニット帽が最適。寒さで手の感覚がなくなるので、ミトンの用意や、ネックウオーマーも有効です。

5.冬ゴルフ専用のクラブセッティング

冬ゴルフの肝は、グリーン周りです。バンカー時やボールを上げたい状況でウエッジは必要ですが、薄い逆目の芝からのウエッジショットはシビアなものがあります。30年も前に流行したグースが強く、バウンスが少ないリンクスウエッジはボールを拾いやすく使いやすい。これに加えて、万能なのがロフト35度前後のジガーです。ピンまで20ヤード前後ならパターで転がせばいいですが、ジガーならキャリー半分、転がし半分で距離感がつかみやすいメリットがあります。セッティングとしては、あまり使用する機会が少ないクラブを抜いて、お助けクラブを配備すると、精神的にも落ち着きます。

いかがでしょうか。冬ゴルフは「スコアが出なくて当たり前」という考え方と、防寒対策など準備が大切になります。それと強風や凍ったグリーンもひっくるめて「冬のゴルフを楽しむ」おおらかさが必要ですね。

時田 弘光

~No Golf No Life~
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。そろそろドライバーで200㍎の壁が見えてきた57歳。

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