コロナ禍の長期化でリモートワークが定着しつつあります。総務省が先月末に発表した住民基本台帳に基づく2021年の人口移動報告で、東京の転入超過幅が縮小する一方、神奈川、埼玉、千葉が超過数のトップ3となりました。
都内のマンションや狭小地での戸建てより、郊外の広めの戸建てやマンションを求める子育て層が、都心に近い3県に転入したのでしょう。
筆者は千葉県の外房地域の茂原市でリモートライフを送っているので、今回は130以上のゴルフ場がひしめく房総半島でゴルフライフを送るのに適した拠点を探ってみました。
まずは昨年の東京五輪でサーフィン競技が開催された一宮町と、里山に抱かれた田園風景が美しい長南町。筆者はサーフィンをしませんが、一宮町には内陸側に一宮カントリークラブがあります。筆者の友人にサーフィンとゴルフの二刀流の方も複数いて、そのうちの1人が昨年、一宮に平屋を建てて都内から移住しました。うらやましい。

一宮町は外房線快速の始発駅ということもあり、都内に通う通勤層からも人気があります。特急なら東京駅まで1時間。当然、一宮町の土地は昨年から上昇傾向です。海と里山に囲まれた素晴らしい町。隣のいすみ市も含めて筆者も移住を考えたい自治体No.1です。
房総半島のほぼ真ん中に位置する長南町は、圏央道の茂原長南インターチェンジがあり、都心から車で約1時間。長南カントリー、長南パブリック、アバイディング、丸の内、南茂原、房総、万木城など、それぞれ特徴のある丘陵コースがあります。通称「ヤバイディング」と呼ばれる、PGM系列のアバイディングゴルフソサエティは、名匠・ミュアヘッド設計の難コース。距離は短いですが、グリーンを外すと即OBでグリーンは砲台でうねり、飛距離よりも正確性が求められます。房総CC東コースは気持ち良くティーショットできますが、長い。高速グリーンで定評の南茂原CCもフルバックからは7000㍎を超え、手強いコースです。
長南町は穴場ですが、何しろ住宅地が少ない。空き家バンクを利用して古民家を購入するには最適の地域です。長南町のほか、隣接する長柄町(千葉国際、ミルフィーユ、真名CC)、大多喜町(大多喜CC、大多喜城、マグレガーCC2)の中古住宅を狙えば、理想の田舎生活とゴルフライフが送れると思います。
外房地域を南下すると、御宿町も海と山の二刀流の方には最高の環境です。名匠・井上誠一が設計した大原・御宿ゴルフコースは、別荘地の御宿台にあり、リゾート地ならではのゆったりしたデザインになっています。御宿台や御宿海岸の近くのマンションを拠点とし、海の幸を楽しみながら、サーフィンやゴルフを楽しむのもいいですね。御宿には海の幸を提供するおいしい料理店が多いのもポイントです。

外房地域の最南端、勝浦市まで足を伸ばせば、釣りとゴルフの二刀流も楽しめます。土曜日は勝浦湾の堤防で釣り糸を垂れ、日曜日には勝浦GCやキャメルゴルフリゾート、勝浦東急GCでラウンド。勝浦市にはキャンプ場も多くあるので、キャンプ&ゴルフという選択肢もあります。海岸線に沿って内房方面に移動すれば、まさにリゾートの雰囲気満載の館山ゴルフクラブがあります。クラブハウスも新しくなり、競技も盛んです。
そんな田舎に住んでも不便なだけ ― まさにその通りです。心筋梗塞や脳梗塞など一刻を争う病魔に襲われたら、救急搬送に時間がかかります。外房は医療資源の乏しい地域です。とはいえ、このコラムはあくまでもゴルファーを念頭に置いています。週に2、3回ラウンドする健康な方なら、都心からの交通費、ガソリン代を考えても、外房地域を拠点とするアドバンテージはあります。リモートワーク可能なゴルファーの方は、ぜひ、週末に外房の各自治体を訪ねてみて、その良さを実感してもらいたいと思います。
時田 弘光
~No Golf No Life~
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。飛距離に難のある56歳。










