タイトリスト TSドライバー ~改名に秘めた改心~

ここ数年のタイトリストのドライバーは「飛ばない」「スピン量が多い」というレッテルを貼られてしまっているが、新モデルはそれを払拭できるだろうか?

タイトリストは1932年創業、その名の通りプロや上級者、競技志向のアマチュアゴルファーに愛されてきたメーカーだ。 タイガーウッズがプロに転向した直後はタイトリストのクラブを使っていたため、彼に憧れたアマチュアゴルファーに良く売れた。しかし「タイトリスト」というメーカー名からして敷居が高く、一般のアマチュアが手を出しにくい感じは否めない。

そのタイトリストが、これまでの9シリーズ(直近では917、「17」は2017年モデルを表す)から一転、新モデルにTSいう新しいブランド名を冠したことは大きな変化であり、新しいことに挑戦しようという意気込みを感じる。

タイトリストは、ツアープロを使ってプロモーションを行ってきたメーカーの一つだ。プロ使用率が上がれば、アマチュアも使ってくれるという構図でうまくいっていたが、ここ数年はシェアを落としている。

最近では多くのゴルファーが、クラブを買う前にフィッティングを受けたり、試打する機会が増えたりしていることが理由の一つだ。何球か打てば、自分に合うかどうかはすぐにわかる。試打をして結果が出ないクラブを買うゴルファーはいない。「プロ使用率」「ツアー勝利数」だけでは、シェアを伸ばせない時代に突入したと言えるだろう。

これをふまえてタイトリストは今回「新しい考え方」を採り入れ、TSシリーズは「試打で結果が出る」ような設計に変えたと謳っているが、実際はどうだろうか?

言うまでもないが、ゴルフクラブにも購買決定までのプロセスがある。良い物が売れるとは限らないし、これといった特徴のない物でもプロモーションによって爆発的に売れることもある。遅ればせながら、タイトリストもこのことに気づき始めたようだ。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)

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