初心者に人気のD1、飛ばなくなったシニアにもいいかも – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round117

ここ数年、ゴルフ用品市場のボール売り上げランキングでホンマゴルフのD1が首位を独走しています。ネットではコスパに優れるD1は初心者向きとか、100が切れない飛ばないゴルファー向きという記事をよく拝見します。

果たしてどうでしょうか?

ネット系の記事や動画を配信するフリーランスの方々は比較的、飛ばし屋が多いので、こういう書き方になると思います。いわゆるフェース面に吸い付く感じでボールコントロールを重視するプロや上級者。58歳の筆者はヘッドスピード37m/s、ゴルフを始めた30歳の頃からそれほど飛ばない競技ゴルファーなので、D1のようなボールを待望しておりました。ハジキ感の強いボールに違和感はありません。

トーナメントゴルフをしない多くのアマには最高のボール

ディスタンス系と呼ばれるD1は確かに打感が固く、スピンがかからないというコメントを拝見します。しかしながら、ラフが長い7~9月のスティンプメーター9㌳前後のグリーン周りではとうでしょう。芝をかませてダフらせればボールはポッコンと上がり、意外に寄せることができます。この時期のグリーンは重いのでなおさらです。

表面がツルツルしていていかにも止まらない感触なのは事実。関東月例などグリーンが固く、12㌳以上のトーナメントグリーンで戦う、スピンを自在に操る競技ゴルファーにとっては論外と思います…

しかし、なによりのアドバンテージは、ドライバーでスピン系のタイトリストプロV1より間違いなく飛ぶことです。

10年前まではトライバーで230㍎は飛ばせた筆者ですが、 病気の関係もあってGPS飛距離計測器で計測すると、悲しいかな198~208㍎。ところがホンマD1のおかげで、ドライバーの飛距離は約10㍎伸びて、ゴルフがほんのちょっぴり、楽しくなりました。

筆者の知り合いで過去に日本アマに何度も出場していたグランドシニアがいます。御年70代後半となり、さすがに往年の飛距離はありませんが、6500㍎前後ならラウンドする度にエージシュートという方です。このレベルになるとさすがに打感へのこだわりがありますが、D1でラウンドしてもらうと、最初の数ホールはグリーン周りで感覚の違いに苦戦していました。ところがドライバーやユーティリティーでのボールの上がりやすさから、「ボールが軽い感じがするが、プライベートではこういうボールもありかな」と興味を持ったようです。

ある程度の柔らかさを求めるなら質感も含めてD1スピンはあり

「確かにドライバーで15㍎は飛ぶ。アイアンでフライヤーして飛びすぎることもないし。乗せてしまえば、パッティングの打感は慣れ。1990年代中盤に糸巻きからツーピースが出て固い打感に違和感を覚えたけど、飛距離には代えられない」。

筆者は今やクラブ競技にしか出場しません。ホームコースはバックティーから約6700㍎。ドライバーで220㍎飛ばすことができれば、アプローチとパターの出来次第で70台後半のスコアでプレーできます。ティーグラウンドから余裕を持つことで、その日のゴルフが変わる。ホンマゴルフからはウレタンカバーでスピン系のD1スピンも発売されています。このボールもコスパに優れていて、打感が柔らかい。こちらもお勧めです。

時田 弘光

~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。

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