国内女子プロゴルフツアー第9戦(福岡県糸島市・福岡雷山ゴルフ倶楽部=6489㍎、パー72)。5月18日に行われた最終日は、上がり4ホールで5アンダーの猛攻で神谷そら(22)が通算14アンダーとし、1打差で同組の金澤志奈と小祝さくらを振り切り、ツアー3勝目を挙げた。
初優勝を目指す金澤、そして今季初勝利を狙う小祝と9アンダーで同組のスタート。8番までは12アンダーで金澤と並んでいたが、続く9番でダブルボギー、パー5の11番ではOBでボギーを打ち、残り4ホールで4打差という絶望的な展開に。しかし「せめてトップ3」と目標を変えた15番から快進撃が始まった。
★残り4ホールで5アンダーの大逆転劇
持ち前のショット力で3連続バーディーを沈め、最終18番は2オン可能な492㍎のパー5。ドライバーを振りちぎると残りは約200㍎。「つま先下がりだったので傾斜なりに打って、グリーン上で止まってくれれば」と振り返る4番ユーティリティーの第2打は、ピン横6㍍。金澤が8㍍のバーディートライを外すと、神谷はカップ真ん中からイーグルを決めた。今季好調のショット力とパッティングが呼び込んだ大逆転劇だった。
★飛距離を武器に海外での活躍を期待
ルーキーイヤーの2023年にフジサンケイで初優勝を挙げ、2勝目が公式戦の日本女子プロ選手権。さらなる飛躍が期待された昨年は左足首のケガに悩まされ、無勝利に終わった。しかし今季は5月18日現在で、メルセデスランキングは申ジエ(韓国)に次ぐ2位。賞金ランクはすでに4270万円を稼いで首位に立っている。ドライビングディスタンスは257㍎で1位。そして平均パット数(パーオンホール、1.7528)、平均バーディー数(3.862)ともに首位で今季、安定したプレーが光っている。同じ2003年生まれのダイヤモンド世代で今季から海を渡った竹田麗央のように飛距離を武器にする選手。残念なら29日から始まる全米女子オープンには出場できないが、今後、海外での活躍が期待される。
(堂場 新一)
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