国内女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦(茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部東コース=6675㍎、パー72)。5月11日に行われた最終日は、息の長いベテラン2人のマッチプレーとなり、37歳の申ジエ(韓国)がプレーオフ1ホール目で39歳の藤田さいきをバーディーで振り切って、ツアー29勝目を挙げた。公式競技では5勝目で、永久シードまであと1勝に迫った。
首位の藤田に2打差の8アンダーでスタートしたが、この日はバーディーパットが決まらず、1ボギーの73とし4日間計7アンダーでホールアウト。体調不良の藤田は3つスコアを落とし、同じ7アンダーでプレーオフとなった。プレイングヤーデージが475㍎のパー5を使用してのプレーオフは、2人ともレイアップして3打目勝負。藤田がグリーンオーバーし、申がピン手前30㌢につけるショットで勝負を決めた。
★世界66勝。「いかに山を下りきるか」
申の通算勝利数は、韓国、欧州、米ツアーを含めると66勝。米ツアーメンバーとして優勝した2勝を含めるとすでに国内31勝となる。優勝後の記者会見で申は「残り何年プレーできるか。最後まで努力して、ゴルフ人生という山を下りきることが大事」と話している。今回の優勝でメルセデスランキングは586.58㌽で首位となった。
★咳き込みながらプレーを続けた藤田
開幕前に39度の発熱があったという藤田は3日間、首位を守った。気力で戦った最終日は16番のフェアウエーでしゃがみ込んで咳き込むシーンもあった。プレー後の診断では「軽い熱中症」だった。4日間のスタッツを見ると、藤田の飛距離は前週までの平均飛距離では若干、落ちていた。パーオン率も落ちていたが、絶妙なパッティングでスコアを伸ばした。
(堂場 新一)
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