松山、驚異の粘り強さで節目の米ツアー10勝 ー 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round 151

パリ五輪で銅メダルを獲得した松山英樹が、プレーオフシリーズ初戦のフェデックスセントジュード選手権(米テネシー州・TPCサウスウインド=7243yd、パー3)でPGAツアー10勝目を飾りました。これで2月のジェネシス招待に続く今季2勝目。賞金ランクも3位に浮上して、年間王者も視野に入ってきました。

最終日は2位に5打差の首位スタート。前半に2つのバーディーで通算19アンダーとして、後続との差をキープ。ところがバック9に入り、12番と14番でボギー。そして15番では4オン2パットのダブルボギー。4ホールで4ストロークも落とす展開で、一時、昨年の年間王者・ビクトル・ホブラン(ノルウェー)に首位を譲る展開に。ところが、松山はここで驚異の粘り強さを見せます。

ホブランも含め3人が15アンダーで並んだ17番パー4。「あまり考えずに無心で打った」という約8㍍のバーディーパットを沈めました。そして難関の最終ホール。グリーンまで左サイドに池が広がるロケーションで、ピン位置は左。松山選手は果敢にドローでピンを狙うスーパーショットを披露。動画をご覧ください。松山選手が獲物を狙うような鋭い目線でボールの行方を確認する姿が印象的です。1.5㍍のバーディーを決めると、ようやく表情を緩めました。

松山選手はこの大会、65、64、64、70の計17アンダーで、プレーオフシリーズ初優勝を手にしました。

プレーオフシリーズは全3戦で、レギュラーシーズンのポイントレース上位選手がフェデックスカップ(年間王者)獲得を競います。2007年に始まったプレーオフシリーズは当初4戦でしたが、2019年から3試合となりました。次週のBMW選手権(現地時間22日開幕)までのランキングに応じて、30人が出場できる最終戦「ツアー選手権」では上位選手にハンデが与えられるシステム。ランク首位は10アンダー、2位は8アンダー、3位は7アンダーから初日をスタートします。プレーオフシリーズによる初代年間王者はタイガー・ウッズ(米)で、ロリー・マキロイ(北アイルランド)が最多3回の王者に輝いています。

プレーオフ初戦の優勝賞金は360万㌦(約5億3280万円)。松山選手は今季、約16億6300万円を稼いでいます。すでにグリーンジャケットを手に入れた32歳の松山選手。今年は五輪メダルを獲得し、シーズンの締めくくりで年間王者にも輝けば、国民栄誉賞ものと思います。「体の状態もあると思うので、残り3日でしっかり準備して、ゴルフの状態を上げていきたい」。優勝後の会見でこう語った松山選手のラストスパートに期待しましょう。

時田 弘光

~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。

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