担いで、歩いて、感性を働かせよう – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round130

暖冬の続く今年は2月13日、例年より14日も早い「春一番」が吹きました。リモートワークの筆者も暖かい風に誘われて、仕事の合間に近くの千葉市民ゴルフ場へ。クラブハウスはシンプル。レストランはなく、受け付けとトイレ、ミーティングルームなどがあるだけ。プレー後にPCで仕事ができるスペースもあり、ワーケーションを推奨しているようなレイアウトです。

カジュアルなパブリックなので、キャディーバッグを担いで目土をしながらプレーする方をちらほら、お見うけします(220円で手引きカート利用可)。先日、ご一緒した二人の同伴者は担ぎプレーで、お一人は“マイ目土袋”を持っていました。年季が入った布製で、目土をする所作に無駄がなく、絵になります。

バッグを担いで、歩測、あるいは目測して、あるがままにボールを打つ。絵になります

そういえば、日本最古の神戸ゴルフ倶楽部(1903年開場)では、メンバーは筒形のキャディーバッグに10本までのクラブを入れてプレーします。ちなみにコースはアップダウンが厳しいため、安全のためにビジターはキャディー付きだそうです。当たり前の話ですが、昔は乗用カートなどなく、河川敷のゴルフ場にはいまだ手引きカートがあり、歩いてプレーするのが基本です。

キャディーバッグを担ぎ、歩いてプレーする。学生の競技会や、学生ゴルファーがメンバーコースで土日にアルバイトでキャディーをした後に、ハーフだけ担ぎでプレーする光景が目に浮かびます。いまや多くのゴルフ場に乗用カートが導入され、担ぎプレーをする機会が減ったので、平坦な河川敷では、可能であれば担ぎプレーをしたいものです。

何しろ、筆者の仕事はデスクワークか車で移動しているかで座っていることがほとんど。歩くことが健康維持につながる側面もあります。どうせ歩くなら、バックを担げば、ある程度の筋力もつきます。

セルフプレーが中心のコースでは、ほとんどの乗用カートにGPSナビがついています。今や、多くのゴルファーが腕時計型GPS計測器や、レーザー式計測器を持っていて、正確な距離を把握したうえで、プレーしていると思います。でもどうでしょう、ピンまでの数字を正確に把握していても、なかなかピンに絡むショットが打てないと思いませんか。

マーク金井氏も歩かなければ老化を早めると警鐘しています(マーク金井ブログより)

多くのアマチュアは技術的な理由(スイングの問題など)や、ボールのライによってクラブフェースの入り方が微妙に変化することで、思うような距離を打てません。また風の向きや強さによっても、タテ、ヨコの距離感が微妙に変わってきます。

バッグを担いで芝の上を歩いてプレーすることで、コースとの一体感が生まれます。重いバッグを担ぐ負荷でその日の体調の変化も体感できるし、歩きながら風の変化を感じることができます。実際にピンまでの距離を正確に測って、「意外に短いな」と1番手下げたら、手前のバンカーに入ったなんてことはよくある話です。感性を働かせれば、数字に迷わされず、大きめのクラブでグリーンを捕らえることができるはず。

距離計を積極的に利用して、自分のショットの距離感を養うのが上達の近道ではあります。ピンまで50㍎以内の距離を、わざわざレーザーで計測するゴルファーがいますが、これはどうなのかなと思います。たまには距離計を持たず、目視だけでクラブ選択をしてみてはいかがでしょうか。感性を取り戻せば、ゴルフも若返るかもしれません。

時田 弘光

~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。

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