国内女子ツアーのパナソニックオープン最終日(千葉・浜野GC=6656㍎、パー72)は、単独首位でスタートした穴井詩選手(35)が71で回り、3日間トータル10アンダーで今季2勝目(ツアー通算5勝目)を挙げました。平均飛距離は250㍎を超え、女子プロでは屈指の飛ばし屋ですが、パー5で無理に2オンを狙わず、ウエッジでピンを攻めるマネージメント。いかに確実にバーディーを獲っていくか、お手本のプレーでした。
最終日は永峰咲希選手が9アンダーで先にホールアウト。優勝にはどうしてもバーディーが欲しい穴井選手は、最終18番パー5でもドライバーで無理に飛距離を稼がず、2打目を確実に刻みました。3打目は82㍎。今週はピンをかすめること度々の58度ウエッジで、カップ横20㌢につけるスーパーショットで勝負を決めました。
力みのないゆったりしたウエッジショットで優勝を決めた#パナソニックオープン 🏆|#Round1
— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) April 28, 2023
最終18番パー5で #岩井明愛 がもう少しでアルバトロスとなるスーパーショットを披露😮
この後見事イーグルを獲得し、アンダーパーで初日を終えています🔥
ライブ配信はこちら▼
🔗DAZN https://t.co/oWPAiYYQ0a
🔗U-NEXT https://t.co/RcOSK6EEcB#JLPGA pic.twitter.com/HuCMbUjLv4
1か月前には、浜野GCと同じ名匠・井上誠一設計の葛城GCで開催された「ヤマハレディース葛城」で4年ぶりのタイトルを手にした穴井選手。昨年までは他のコーチに指導を受けていましたが、今季からは研修生時代から指導を受けていた石井雄二氏を訪ね、スイング改造を始めたそうです。
以前はフィニッシュで体勢が崩れるほどワイルドなスイングで飛ばしていた穴井選手でしたが、ここ数年は“きれいなスイング”を目指していたような印象でした。浜野GCでキャディーも務めた石井コーチによると、力感を緩めて18ホール振ることができるスイング改造をしているそうです。3日間を通してアイアンショットが安定し、とりわけウエッジショットは、ゆったりとしたアドレスからスムーズに振り抜いていました。

スイング改造とともに石井コーチが重視するのがメンタルコントロール。気持ちが入り過ぎると強くなるインパクトもメンタルで抑え、後半に集中力をつなげる意識改革を進めたといいます。穴井選手のリラックスする瞬間が「お風呂に入っている時」だそうで、石井コーチは、お風呂を出た時の緩い気持ちでショットするよう指導したそうです。
ゴルフを職業とするプロに限らず、アマチュアでも緊張のため力む状況はよくあります。多くのアマチュアはまずドライバーで「飛ばしてやろう」と力み、ピンまで200㍎以上もある状況で「グリーンに乗せてやろう」と力みます。まずアドレスの段階で、そういう欲を捨てながら、グリップを緩めるメンタルコントロールが必要でしょう。
時田 弘光
~No Golf No Life~
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。
全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁が見えてきました。










