シャフトの世界には奇妙な法則がある。ゴルフクラブと同じように、シャフトの売上は通常リリース後の最初の年に最も高くなる。ただし、PGAツアープレーヤーはギアの交換に慎重なため、ツアーでの使用率は2年目まで動かないのが通説だ。
フジクラ「Ventus (ヴェンタス)」は市場に出て2年目になるが、トレンドに逆行している。ツアーでの使用が増え続けているだけでなく、小売りの面でも堅調だ。
というのも、2020年最初の半年で2019年の「Ventus」シャフトの販売数を超えてしまったのだ。
ツアー面では「Ventus」の使用は増え続けていて、その証拠に最近のイベントでは40人ものプロが参加している。
「Ventus」はフジクラの歴史の中で最も成功した製品の1つであると言っても過言ではない。
その勢いを考えると、今回同社が「Ventus HB」ユーティリティー用シャフトをラインナップに追加したのは自然の流れであり、「Ventus HB」を新しいカテゴリーに拡大したいと考えているのだろう。
フジクラ「Ventus HB」は、「Ventus Blue HB」と「Ventus Black HB」の2モデル。
「Ventus Blue」は、8種のフレックスと重量の組み合わせが可能で、より多くのゴルファーにマッチするが、「Ventus Black」は初心者向けではないため、ある程度のスキルが必要だ。
ユーティリティー用シャフトの見直しを考えたこともないというゴルファーは多いかもしれないが、ユーティリティーにたまたま付随したシャフトにこだわる必要はない。シャフトを後回しにするのは避けたいところだ。
「Ventus HB」は、ユーティリティーの深い入射角とそれに伴うクラブのすべりを考慮した策がしっかりと講じられている。まずは、この2モデルの特徴を見てみよう。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)











