東京よみうりCC(東京都)7002㍎、パー72――首位タイで出た小木曽喬が、この日のベスト65で回り、通算13アンダーで念願の国内初優勝を手にした。プロ10年目の28歳は6番パー5でチップインイーグルを奪うなど前半からスコアを伸ばし、2位の細野勇策に2打差をつけて、昨年に韓国で開催されたハナ銀行インビテーショナル以来のツアー2勝目を挙げた。
小木曽は「日本で勝ちたいと思っていた。この1年やってきたことを出せた」と国内初タイトルの重みをかみしめた。
愛知県出身の小木曽は、2014年に当時、最年少(17歳115日)で日本アマに優勝。翌年にプロ入りし、下部ツアーでは複数回、優勝を挙げるも、ツアーでは目立った成績を残せなかった。しかし23年に出場24試合全てを予選落ちなく戦い抜き、最終戦の日本シリーズに出場するなど、ようやく頭角を現した。
小木曽にとって、今回の優勝は同じ愛知県出身の弟分、金子駆大をアシストすることになった。23歳の金子は今シーズン2勝を挙げて賞金ランク首位で最終戦を迎えていた。逆転の可能性のあった蝉川泰果と大岩龍一は優勝することが必要条件だったため、小木曽が下部ツアーで行動を友にしていた金子にとっても大きな優勝となった。ちなみに賞金ランク2位の生源寺龍憲は、米ツアー出場権をかけた2次予選会に出場するため、日本シリーズを欠場した。
最終日、金子は通算4アンダーで7位タイフィニッシュ。来季からのツアー制度変更により、金子は“最後の賞金王”となった。金子は「終わってからは『よかった。やっと終わった…』と思った。ここから海外に行ける。スタートラインに立てたかなと思います」と語った。
8日に行われたジャパンゴルフツアー表彰式で、生源寺が今季から新設された「ポイントランキング賞」を獲得した。今季は開幕戦で優勝し、シーズン通じて安定した成績を残した。生源寺は、米ツアー予選会で失敗したものの、来季に向けて「しっかり準備したい。またチャンスがあれば、(米ツアー予選会に)挑戦したい」と語った。
今季の男子ツアーを振り返ると、若手や初V者の台頭が目立った。その意味で金子や小木曽は世代交代の象徴となった。来季からはポイント制への移行が予定されており、賞金額に関わらず、全ての試合で安定的な成績を残すことがより重要となる。若手の有力選手が競い合うことで徐々に男子ツアーの人気が盛り上がり、男子プロに投資するスポンサーが少しでも増えることを期待したい。
(堂場 新一)










