平成の30年間で、ゴルフクラブは大きく変化した。
見た目だけで言えば、特にドライバーの変化が目立つ。ヘッド体積が1.5倍以上になり、見た目が大きいことでやさしさを感じるようになった。素材もパーシモンからメタル、そしてチタンへと変わっていった。
それに比べて、アイアンはどうだろうか。ヘッドの大きさもドライバーほどの変化はなく、素材もステンレスや軟鉄がほとんどで大きな変化はない。しかし、「やさしさ」はどうだろうか。ドライバー以上にアイアンのやさしさは進化しているように思える。
30年前はキャビティーバックのアイアンはなく、ほとんどがマッスルバック(ブレード)のアイアンだった。重いスチールシャフトが装着され、見た目も重さも難しいクラブだった。当時発売されたマグレガーやスポルディングの名器と言われるアイアンを、現在のアイアンと同じように振ったとしたら、とても打てる気がしない。
大きさはほとんどの変化はないものの、「見た目でやさしく見える設計」はこの30年で大きく進化している。現代のテクノロジーを駆使して造られたアイアンは、とにかくやさしい。
最新のやさしいアイアンはMOI(慣性モーメント)の値が高く、ミスヒット時の許容性能も明らかに優れている。ダフりにくいソール、トップしても球が上がりやすい低重心設計、そしてストロングロフト化による飛距離の伸長など、枚挙に暇がない。
ラウンドで使えるクラブは、言うまでもなく14本までだ。ティーショットをすべてドライバーで打ったとしても最大18回だが、アイアンはその2倍くらい頻度で使用するだろう。つまり、アイアンをやさしいモデルに変えるメリットは、ドライバーの2倍以上あることになる。
もしかすると、あなたは腕に自信があって、初級者・シニア向けアイアンなど眼中にないかもしれない。しかし今回の記事は、そんな人でも初級者・シニア向けアイアンは検討するに値する、という内容だ。
MYGOLFSPYの「MOST WANTED」テストでは、データだけがものを言う。データが語る真実を、腕に自信のあるあなたにも、ぜひ参考にしてもらいたい。
(MYGOLFSPY JAPAN編集部)











