今週の関東から東海は晴れましたが、午後は毎日のように、山沿いでカミナリ雲が発達し、夕方以降は首都圏に流れこむという天気となりました。これは上空に寒気が居座ったことや、湿った空気の流れ込みが続いたこと、また気温が上昇したことなどにより大気の状態が不安定となったことが原因です。
きょう15日(金)の関東から静岡県は、朝は雲が多めでしたが、大気の状態は安定に向かい、午後はおおむね晴れるでしょう。最高気温は25℃前後のところが多く、甲府など内陸では30℃近くまで上がるところもありそうです。暑さが続きますが、今週末からは更に気温が上がり始め、各地で今季一番の暑さになるところが続出する予想です。日差しも強く照り付けますので、熱中症に厳重警戒です。

▶ 週末の天気のポイント 5/16(土)~5/17(日)
【天気】晴天続く
【気温】夏日が当たり前に 日曜日は更に暑く
【風】穏やかベース 沿岸コースは午後に強まるところも
今週末は、梅雨前のこの時期としては申し分のないラウンド日和——ただし最大の注意点は「暑さ」です。気象庁が発表した「高温に関する早期天候情報」が示す通り、この時期として異例の高温が続く見込みです。
🗼 東京・神奈川エリアのポイント解説
⬛5月16日(土)☀️ 晴れ・26〜28℃・初夏の暑さ
高気圧に覆われて朝からよく晴れる見込みです。朝(6〜7時台)は16℃前後と過ごしやすいですが、10時を過ぎると一気に気温が上昇します。最高気温は27℃くらいで6月下旬並み。日中は風通しの良い服装でお過ごしください。風は朝は東または北ですが、昼間は南〜南東の穏やかな風2〜3m/s程度で、ショットへの影響は小さいでしょう。
⛳ゴルフ:土曜は暑さ対策をしっかり整えれば良好なラウンドが楽しめます。速乾性の半袖ウェアで、白や淡い色系を選ぶと熱吸収が減り体感温度を下げられます。スタート30分前から水分補給を開始し、ホールとホールの間でこまめに一口ずつ飲む習慣を。SPF50以上の日焼け止めをハーフターンで塗り直すことも忘れずに。風が穏やかなため、方向性重視のショットが有利。芝のコンディションは、ここ数日のゲリラ雷雨の影響が残っていれば、グリーンは少し重めですが、フェアウェイの締まりは十分で転がりも出ます。
⬛5月17日(日)☀️ 晴れ・真夏日(30℃以上)続出?! 熱中症最大警戒
日曜日は暖かい空気の流入が強まり、さらに一段暑くなります。内陸を中心に最高気温は30℃に到達する可能性があり、5月とは思えない夏フライングの暑さが予想されます。風は朝は西~北西が吹き、日中は南寄りが吹くでしょう。午後は気温の上昇に伴い風がやや強まり、内陸部でも「少し風があるな」と感じるレベルになりそうです。
⛳ゴルフ:日曜は「真夏日のゴルフ」を想定した完全装備で。前日の夕方からこまめに水分を摂っておくことが重要です。ラウンド中は最低でもホール間ごとに水分補給を。スポーツドリンクと水を交互に摂ると塩分補給も同時に行えます。カートの日陰でのインターバルを徹底し、直射日光の下に立ち止まる時間を最小限に。頭痛・めまい・吐き気を感じたら即座にプレーを中断し、クラブハウスで涼んでください。無理をしてホールを続けることは絶対に避けましょう。
⚠️ 重要:
まだ5月中旬で体が暑さに順化していない時期に30℃を超えることは、真夏以上に熱中症のリスクが高い状況です。総務省消防庁のデータによると、5月初旬の熱中症救急搬送者数は、すでに前年同時期の約1.8倍に達していました(速報値)。今週末はさらに気温が上がるため、特別な注意が必要です。

🌊千葉エリアのポイント解説
⬛5月16日(土)☀️晴れ・26℃前後・内陸から沿岸とも穏やか
朝は雲が少し多めですが、日中は千葉全域で晴れる見込みです。朝の最低気温は15℃前後のところが多くなりますが、内陸はやや冷えて11℃前後とヒンヤリするところもあるでしょう。早朝スタートの方は上着を忘れずにお持ちください。また、千葉県ではこの週末は霧が発生しやすいので、車の運転や早朝スタート時の視界不良に注意が必要です。最高気温は26℃前後で、沿岸部ではやや控えめな24℃くらいの予想です。朝は北東の風、午後は東よりの風が沿岸・内陸とも穏やかに吹き、ラウンドへの影響は小さいでしょう。
⛳ゴルフ:土曜の千葉は晴天+穏やかな風でラウンド条件は良好。内陸コース(成田・東金・印旛方面)は日陰が少ない分、体感温度が上がりやすいです。九十九里・外房方面は海風が体感温度を若干下げてくれますが、紫外線は太平洋からの反射もあって強め。帽子+日焼け止め+サングラスのUV三点セットは必携です。
⬛5月17日(日)☀️ 晴れ・28℃前後・沿岸は南東風で強まる
日曜は最高気温28℃前後と土曜よりさらに暑くなります。特に太平洋沿岸(九十九里・外房・銚子方面)では昼頃はやや強まる場面が見込まれます。内陸部は引き続き比較的穏やかでしょう。
⛳ゴルフ:日曜日の千葉沿岸コースは「暑さ+海風」のダブル対策が必要です。南東の向かい風が強い場面では1〜2番手大きいクラブを意識してください。追い風のホールは飛びすぎによるオーバーに注意。沿岸の平坦なコース(九十九里方面)は日陰が少ないため、インターバルのたびにカートに乗り直射日光を避けましょう。熱中症対策は東京並みの徹底が必要です。沿岸コースは湿気が多くムッと感じられそうです。
🗻御殿場・伊豆エリアのポイント解説
⬛5月16日(土)⛅晴れ時々くもり・心地よい初夏らしい陽気
御殿場は標高約450〜700m帯に位置するため、関東平野より気温は3〜5℃ほど低くなります。御殿場の朝の最低気温は10~12℃前後と冷えるため、スタート時の防寒は必須です。最高気温は24℃前後と過ごしやすく、「夏日」に届くかどうかのライン。富士山を望む爽快な1日になりそうです。伊豆エリアの最高気温は24〜26℃前後の予想で、海風が心地よい初夏らしい陽気になりそうです。
⛳ゴルフ:御殿場のゴルフ場は涼しく快適な環境。ただし午後は南寄りの風が吹き上がる地形のため、高台のコースでは風の変化に注意。また標高があるため、紫外線は東京より強めなため(約6〜7%強)、日焼け対策を忘れずに。
伊豆の丘陵コースは、林間部分では風を感じにくいですが、尾根・稜線に出たホールでは急に風が強まることがあります。風が読みにくいため、ピンを直接狙うよりグリーンセンター狙いが安全策。
⬛5月17日(日) ⛅晴れ時々くもり・今年一番の暑さ
⛳朝は雲がやや多めですが、日中はおおむね晴れるでしょう。御殿場エリアでも気温は27℃前後まで上昇し、土曜より2〜3℃高くなる予想です。夏日を超えて今季一番の暑さになる見込みです。富士山麓からの吹き下ろしと、相模湾方向からの南風がぶつかる地点に当たるため、局所的に風が複雑になることがあります。
伊豆エリアは26〜28℃前後の予想で、関東平野より気持ち低め。それでも、日差しは強く、熱中症対策が必要な暑さです。風は朝は西より、日中は南東よりが吹くでしょう。どちらのエリアも雨・雷の心配はなさそうです。
⛳ゴルフ:日曜日の御殿場は寒暖差に注意が必要です。最低気温12℃から最高27℃と15℃近い差があるため、脱ぎ着しやすい服装がよいでしょう。富士山の南麓から眺める初夏の空は絶景——スコアを狙いながら自然を楽しめる贅沢なラウンドが待っています。
⛳ 今週の「風読み」豆知識
〜「暑い日はボールが飛ぶ」は本当か? 気温・高度・ゴルフの知られざる物理学〜
▶「気温30℃はボールが飛ぶ」——その理由
今週末は最高気温30℃近くが予想されています。実はゴルフボールの飛距離は気温と密接な関係があります。高温になると空気密度が低下し、ボールに対する空気抵抗が減少します。また、ボール内部のガスも膨張し弾性が高まります。その結果、気温が10℃上がるごとに飛距離は約2〜4ヤード(1.8〜3.6m)増加するとされています。
つまり気温15℃の5月初旬の朝と気温30℃の今週末を比較すると、同じクラブで5〜6ヤード以上遠くへ飛んでいく計算になります。「いつものクラブでグリーンをオーバーした」という経験をお持ちの方がいれば、それは暑さの物理現象が原因かもしれません。
▶御殿場の「高度効果」——飛距離はさらに増す
御殿場の場合、標高約650mという高度がさらに飛距離増加をもたらします。標高が高くなると気圧が低下し(海面より御殿場の気圧は約7〜8%低い)、空気密度がさらに下がります。これにより御殿場のゴルフコースでは、東京(海面高度)と比べて気温的な効果も合わさり、合計で5〜8ヤード程度飛距離が増えるとも言われています。
「御殿場でゴルフすると自分が上手くなった気がする」という感覚の一因はここにあります。いつも入らないパー4のグリーンに2オンできたり、ドライバーが思いがけず大きく飛んだりするのは、物理的な条件が後押ししているのです。
▶歴史的事実:アルティチュード(高地)コースで起きた驚異の飛距離記録🛬
1971年、アポロ14号で月面に降り立ったアラン・シェパードが月面でゴルフボールを打ちました。月面は重力が地球の6分の1、空気抵抗ゼロという究極の「高地」環境です。シェパードが使ったのは片手打ちの6番アイアンで、ボールは「何マイルも、何マイルも飛んだ」と彼は宇宙から語りました(NASAの記録)。月面の6番アイアンショットは人類史上最長飛距離記録として語り継がれています。
月面は極端な例ですが、これは空気密度と重力が飛距離に与える影響の「究極版」といえます。御殿場の650mはその小さな版——それでも確実に飛距離増加として体感できる数値です。
▶今週末の実践的アドバイス:「1番手短め」の勇気を持って⛳
気温27〜30℃に加え、晴天で乾燥した芝の上ではランも通常より出やすくなります。フェアウェイが硬くなっているため、グリーン手前でのアプローチでバウンドしてオーバーするケースが増えます。今週末のラウンドでは、グリーンを狙うアイアンショットを1番手短いクラブに変えるだけでスコアが改善することがあります。「パーオンできそうなら1番手短く、グリーン手前の花道を狙う」が今週末の賢い攻め方かもしれません。
(予報士解説)









