サーフタウンのゴルフ場に行ってみた – 雑草リモートゴルファーの徒然日記㉗

開幕直前まで反対論が渦巻き、多くの会場で無観客開催となった東京オリンピック。始まってみれば、アスリートたちの熱き戦いに一喜一憂の日々です。

注目の男子ゴルフは、最終日最終組で首位と2打差でスタートした松山英樹は、残念ながら7人のプレイオフに敗れ、メダルには届きませんでした。金メダルに輝いたのは、日本育ちの台湾人の母親を持つザンダー・シャウフェレ(米)。マスターズ最終日に松山に花を持たせてくれたシャウフェレに心から祝福したいと思います。

さて、東京五輪ではさまざまな新競技が採用されましたが、中でも筆者の興味を引いたのが、サーフィン。会場となった千葉県一宮町の釣ヶ崎海岸は、世界でも有名なサーフポイントで、プロや上級者たちが集うサーフィンの聖地だそうです。その釣ヶ崎海岸に世界のトップサーファーたちが集まりました(詳しくはTHE SURF NEWSにて)。

銀メダルに輝いた五十嵐カノア選手は世界トップレベルの技術でサーフィンの素晴らしさを多くのファンに示した Photo: THE SURF NEWS

今回、サーフィン競技を初めてネット観戦しましたが、これが予想以上に面白い。限られた時間内に「良い波」を探して、波をつかむ。空中を舞って回転する大技を決めたり、大きな波のトンネルをくぐったり。見ているだけでも、ダイナミックさと爽快感が伝わってきます。残念だったのは解説がなかったこと。プロによる解説があれば、筆者も含め多くの初見の視聴者にサーフィンの素晴らしさがもっと伝わったかと思います。

さて、一宮町は人口減少が続く外房地域にあって、唯一、転入者が転出者を上回る自治体です。町によると、移住者のほとんどが「サーフィン」を理由に挙げています。今回、五輪に出場した大原洋人選手の父も、もともとは都内から茂原市、そして一宮町と引っ越してきた移住組です。

都内に通勤しながらサーフィンを楽しむある移住者は「サーフィンは通いではうまくならない。いい波があるとき、いつでも海に行ける環境に住みたい」と語ります。

サーフィンも何度も海に入って、波と戯れるうちに上達するといいます。ゴルフも同じですね。できればコースの近くに住んで、空いた時間にアプローチ練習やパター練習ができれば最高です。

一宮町には、五輪サーフィン競技が行われた釣ヶ崎海岸から車で約7分の丘陵地に、一の宮カントリー倶楽部があります。

1972年11月開場で来年40周年を迎える丘陵コース。歩きの西コースと乗用カートの東コースの36ホール(13,303ヤード)。トリッキーなホールもありますが、フラットで気持ち良くドライバーを振っていける雄大なコースです。各ホールが松林でセパレートされており、名門の趣もあります。打ち下ろし、打ち上げ、池絡み、谷越え、200ヤードを超えるPar-3、600ヤードを超えるPar-5など変化に富んだレイアウト。

メンバーでなくてもネットの「お一人様予約」で気軽にエントリーできるので、平日も多くのゴルファーでにぎわっています。

先日、ご一緒した方は、午前4時30分から一宮海水浴場で2時間ほどサーフィンをした後、一の宮CCの午前7時30分スタートにやってきました。平日休みのサラリーマンで、日の長いこの時期は「朝、海に入ってラウンドするか、ラウンドしてから夕方、海に入って帰ります」とのこと。まさに充実した休日の過ごし方です。

40代のアスリートさんで、サーフィンで鍛えた体幹でよく飛ばします。「サーフィンもゴルフもメンタルの戦い。若いころ、競技サーフィンをしていましたが、5年くらい前からは競技ゴルフに目覚めました」。サーフィンは「波と一体になる感覚」を大切に、自分の意志でボールを操るゴルフは「ムチャしないメンタル」を心がけているそうです。

一の宮CCでは、昼食付き2ラウンドや、午前スルー、昼食付きラウンド+追加ハーフ無料、午後ハーフなど、さまざまなプランが用意されています。筆者がよく利用するのが、ハーフプラン。ゴル天で天気をチェックしたら、週の初めにハーフ予約をします。というのも、プレー日まで日が少ないと、人が集まらないからです。

西コースは歩きプレーや乗用カートでのプレーも選べる。多彩なコースレイアウトで楽しい

特筆すべきは、食事が美味しい。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在、メニュー数を限っていますが、定番のロースカツカレー、とんかつ定食、鮪の二食丼など、ボリュームと満足感がたっぷりです。

都内から時間をかけて一宮町までいらっしゃる皆さんには、一の宮CCでプレーした後、国道128号沿いにある「魚平」へのお立ち寄りをお勧めします。400坪の敷地にある大型鮮魚店で、外房で水揚げされた新選な魚介類を扱っています。時期的には禁漁期が明けたイセエビも大原漁港で3日に初水揚げとなります。みりん干しや自家製塩辛もあり、ご家族へのおみやげとして人気があります。

一宮町は、昭和のたたずまいを残す商店街もあり、玉前神社に立ち寄るのもお勧め。ゴルフだけでない小旅行気分でサーフタウンを楽しんでみてはいかがでしょうか。


時田 弘光

〜No Golf No Life〜
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。

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