大谷翔平の躍動感にあやかりたい – 雑草リモートゴルファーの徒然日記㉕

エンゼルスの大谷翔平の勢いが止まりません。このコラムを書きながら、球宴前最後の試合(対マリナーズ戦)で果たして34号本塁打が出るかどうか、ワクワクしながら“オータニサン”の勇姿をネット配信で見守っていました。

今季の二刀流・大谷選手のこれまでの活躍は皆さんご存じの通り。松井秀喜氏(元ニューヨーク・ヤンキーズ)の日本人によるシーズン最多本塁打記録(31本)をシーズン途中で更新しました。コロナ禍で何かもやもやした雰囲気をスカッと晴らしてくれる。野球ファンのみならず、すべてのスポーツファンが、そんな大谷選手の躍動感に元気をもらっている毎日ではないでしょうか?

先日、大谷選手が米スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれる「ESPYアワード」の「ベストMLB選手」に選ばれました。過去にヤンキーズのデレク・ジーター選手や、ゴルフではタイガー・ウッズ選手などレジェンド級の選手のみが前年の実績から評価される賞なので、大谷選手が今年前半の活躍だけで選出されたのは異例だそうです。まさに全米のスポーツファンが「Sho-Time」を楽しんでいる証しです。

大谷翔平の躍動感溢れるプレーは世界のスポーツファンを虜にしている(mlb.comより)

さて本題に入りましょう。先日、ラウンドでご一緒した方が「大谷選手の本塁打動画を見ているうちに、飛距離が伸びた」というのです。最近、そういうゴルファーが少なからずいるので、話を聞いてみました。

この方は40代前半で野球の経験はありませんが、スポーツ選手の身体の動かし方に興味を持ち、ネット検索してはスイング動画を見ているそうです。いわく、「大谷選手のスイングは、インパクトまで軸足にしっかり体重を乗せ、ボールをアッパーに捕らえている。この下半身の動き。さらに上半身ではインパクトした後に頭が打球方向に流れず、しっかり残している」。

昭和世代の筆者もゴルフを始めた当初、上級者から「インパクトまでしっかり頭を残せ」と言われましたが、スイングのエネルギーを効率よくボールに伝えているのでしょう。大谷選手は左打者なので、右に反転した動画を見るとそれがよく分かるそうです。

大谷選手のダイナミックなスイングをイメージするだけで飛距離が伸びるかも!?(mlb.comより)

この方、最近のラウンド前には必ず、MLBのツイッターで大谷選手の本塁打動画を見ているそうです。「大谷選手のスイング始動からインパクトするまでのリズムを、イメージで焼き付けています。するとボールを打ちに行くのではなく、大きな身体の動きの中でボールを捕らえる感覚が身につきました」。結果、分厚い当たりでキャリーが15ヤードは伸びたといいます。ゴルフにイメージは大切です。

確かに大谷選手のスイングは、飛距離を伸ばすヒントが詰まっています。筆者もここ数ラウンドは、ティーアップを気持ち高めにして、アッパーでフォローを大きくスイングするよう心がけています。もちろん、そうそううまくはいきません。多少、ボールが散らばっても、気持ちよくスイングすると違う景色が見えてくるものです。

大谷選手は前半戦を打者としては33本塁打(メジャー単独トップ)、投手としては4勝1敗で終了。いよいよ日本人初のホームランダービー(日本時間13日)と、その翌日、史上初の二刀流で球宴に臨みます。みんなで応援しましょう。

(時田 弘光)

雑草リモートゴルファーの徒然日記 〜No Golf No Life〜
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。

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