なぜ、同じ56度でも打ち出し角が揃わないのか。そのズレが距離感の誤差につながっているとしたらどうだろう。
キャロウェイ「Opus SP+」は、その不安定さの原因を重心位置から見直したモデルだ。高重心設計を軸に、タングステン量を従来比23%増加。さらにスピンポケットキャビティを25%拡大した3ピース構造によって、余剰重量をヘッド上部へ再配置している。これにより打ち出し角を抑えつつ、スピン量の再現性を引き上げる設計だ。
加えて『Spin Gen 2.0』は溝設計の精度を高め、MIMフェースと組み合わせることで、ライが変わってもスピン量を揃えやすくする。
結果として得られるのは、例えば56度であれば約26度という打ち出しの基準に揃っていく弾道になる。高さで帳尻を合わせるのではなく、打ち出しとスピンを揃えることで、距離とショット範囲(左右のばらつき)が整っていく。この違いは、ピンまでのキャリーを合わせたい場面ほど無視できない差になる。
ウェッジの精度はロフトで決まるのか、それとも再現性で決まるのか。その基準は一度見直す必要があるかもしれない。
低打ち出しとスピン再現性──高重心設計が示すウェッジの基準
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(MYGOLFSPY JAPAN編集部)
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