【ツアーレビュー】JLPGA・ツアーチャンピオンシップリコーカップ最終日(2025/11/30) 鈴木愛がプレーオフを制し、国内メジャー3勝目

MIYAZAKI, JAPAN - NOVEMBER 30: Ai Suzuki (Photo by Hiromu Sasaki/Getty Images)

宮崎カントリークラブ(宮崎県)6543㍎、パー72――過去2度の賞金女王に輝いた31歳のベテラン・鈴木愛が、今年から米女子ツアーで活躍する岩井千怜をプレーオフで破り、2016年の日本女子プロ選手権以来となる9年ぶりの公式戦3勝目を挙げた。

最終日を2位と4打差の首位タイでスタートした鈴木は、6バーディ、3ボギーの69で回り、この日のベスト67で回った岩井と通算9アンダーで並んだ。最終18番パー4で行われたプレーオフ2ホール目、岩井がパーオンできず、グリーン左のラフからのアプローチをオーバーしてボギーとし、鈴木は上りのロングパットを冷静に2パットでパーをセーブして勝負を決めた。8月のニトリレディス以来の今季2勝目、ツアー通算22勝目を挙げた。

「ここ数年、なかなかチャンスがなかったメジャーで優勝できて本当にうれしい。難しい宮崎カントリーで勝てたことは本当に自信になる」。パッティング巧者で知られる鈴木だが、つい最近まで原因不明の不調に陥っていた。

9月の大会以降、5戦連続予選落ちという異例の不振に陥り、「プロになって一番つらかった」と鈴木。体調不良ではなかったが、イメージ通りパッティングやショットが打てなかったという。

しかし、予選落ちが続く中でも、アドレスを変えることでショットの曲がり幅が抑えられるなど、微調整を続けていた。そして最終戦では、コースに来ていたレジェンド・中島常幸からアプローチを教わり、グリーンを外しても逆目のラフからでもピンに寄せる絶妙のアプローチが光った。

目標の永久シードの30勝まであと8勝。「35歳までに到達したい。それ以降は勝つのが大変そう」と鈴木。新たなモチベーションを得て、着実に勝ち星を重ねていくだろう。

(堂場 新一)

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