利府ゴルフ倶楽部(宮城県)6590㍎、パー72――首位に2打差でスタートした菅楓華が65の最終日ベストで回り、通算9アンダーで念願の初優勝を手にした。まさにファン待望の20歳のニューヒロインの誕生だ。
2打差以内に15人がひしめく大混戦の最終日。「トップとは詰められる差だったので、ビッグスコアを出そうと強気でスタートしました」。比較的短いスタートホールでは、ピッチングで打った2打目がピンまで10㍍も残ったが、これをカップ真ん中から沈めるバーディー発進。2番は1.5㍍、3番は2.5㍍を確実に沈めて、3連続バーディーで勢いに乗った。
前半は8番パー5でイーグル逃しのバーディーを加えて5アンダー(通算7アンダー)でターン。後半は14番のバーディーで単独トップとなり、左が池の難しい15番パー3ではグリーン右奥からのアプローチをきっちり寄せてパーセーブ。仕上げは上がり2ホールを連続バーディーで優勝を確実にした。
「今年は開幕戦から優勝争いができて、もう少しで優勝という経験から自分を信じて最後までプレーしました」。初々しい緊張の優勝スピーチに、ギャラリーからは温かい拍手が送られた。
この優勝により、メルセデスランキングで首位の佐久間朱莉、神谷そらに続く3位に浮上した。今季は開幕戦から2週連続で2位。第3戦は6位、そして第4戦は5位と、初優勝まであと一歩という状態が続いていた。その間、同期の入谷響に先を越されるなど、もどかしい日々を送ったが、最後まで強気でプレーしたことが初優勝をたぐり寄せた。
最終戦のメジャー大会・リコーカップは故郷の宮崎県宮崎市での開催。「優勝して戻れることがうれしい。地元開催なので頑張りたい」。残り9試合で、次週は日本女子オープン。メジャー初優勝も視野に入っている。
(堂場 新一)











