その見た目から”ガス”と表現される事もある『霧』という現象。
発生要因には様々なパターンがあるものの、ゴルフ場での発生を考えると、梅雨から夏場、そして秋口にかけてが、最も発生しやすい時期といえるかも知れません。
霧は、その濃さにもよりますが、ゴルファーにとっては雨以上の天敵ともいえます。
視界の悪い中でのプレーは危険ですし、何より面白くないですからね。

水分量や飽和条件の違い?などという難しい話ではないようです。
ともに小さな水分が浮遊している同一の現象を意味し、その発生場所、存在する場所という、定義上の違いだけなのです。
つまり「地面に接しているものが霧」、「接せずに浮遊しているものが雲」とされるため、時に、山に大きな雲が掛かっていても、現地に居る人にとっては霧であるという事になります。
さて、”霧”は、どのような発生メカニズムにより起きているのでしょうか。


では、ゴルフ場を例とすると、どのような場所で”霧”が発生しやすいのでしょうか。
・海抜が高い場所。
・降水の頻度が高い場所。
・海や湖などに近い場所。
・1日の気温差が大きい場所。
・山に囲まれているなどで風抜けが悪い場所。
などの発生条件が出てきますが、霧にも様々なものがあり、発生パターンが異なるのです。
【霧の種類と発生要因】
◆移流霧
暖かく湿った空気が水温の低い海上や陸地に接する事で冷やされ、大気中に含まれる水蒸気が霧として排出される。

◆放射霧
夜になり、地表面から熱が放射され地面が冷えると、地面に近い空気も冷やされ、大気中に含まれる水蒸気が霧として排出される。

◆蒸発霧、蒸気霧
暖かい水面上に冷たい空気が入り、水面から蒸発し霧が発生する場合や、地表が冷たい時に、暖かい雨が降ってきて、水滴が蒸発し霧が発生する場合など。

◆前線霧
暖かい空気と冷たい空気が接する前線付近で、暖かい空気が冷やされて発生する霧。

◆滑昇霧
山の斜面を暖かく湿った空気が這い上がり、高度が上がるにつれ徐々に冷やされ、露点に達した地点で発生する霧。
遠くから見ると山に掛かった雲に見えるが、継続的に暖かい空気が上昇している場合などは次々と霧が発生し、晴れ難い霧とも言える。


いずれにしても、危険回避という立場からすると、濃霧中のラウンドは取り止めた方が無難と言えそうです。










