【ツアーレビュー】LPGA 明治安田レディス(2025 7/20) 小祝さくらが終盤のイーグルで今季初優勝

TOMIYA, JAPAN - JULY 20: Sakura Koiwai of Japan imitates the selfie after winning the tournament following the final round of MEIJIYASUDA LADIES GOLF TOURNAMENT at Sendai Classic Golf Club on July 20, 2025 in Tomiya, Miyagi, Japan. (Photo by Atsushi Tomura/Getty Images)

仙台クラシックゴルフ倶楽部(6642㍎、パー72)、宮城県富谷市――3打差の10位タイで最終日をスタートした小祝さくらが、終盤のチップイン・イーグルで大混戦を抜け出し、通算15アンダーで第18戦目にして今季初優勝を手にした。竹田麗央や山下美夢有、岩井姉妹らランキング上位の実力者たちが海を渡った今季、ようやく主役の小祝が女王に向けて勝ち星を挙げた。

コース内にクマが出没した影響で54ホールの短縮競技となり、コロナ禍に戻ったような無観客試合。最終日、小祝は1イーグル、5バーディー、1ボギーの66で回ったが、勝負を決めたチップイン・イーグルは16番パー5で飛び出した。

★ドライに考え、ポジティブにプレー

最終組の3人が伸ばせず優勝争いは大混戦となった。11番でリーダーボードを見て、首位に立っていることを確認した小祝。「毎ホール、バーディーを取る」という意識でプレーしたが、15番ホールで「もったいないボギー」。しかし小祝は「どんなことがあっても受け入れるしかない。ドライに考えながらポジティブにプレーする」と気持ちを入れ替えた。16番パー5はティーマークが前に置いてあり、プレイングヤーデージは460㍎弱。ドライバーをフェアウエーセンターに置き、2打目の4番アイアンは惜しくもピン奥のセミラフ。しかしピンまで約15㍎の3打目を58度ウエッジで直接、ピンに放り込んだ。見事なバウンスバックで今季初勝利を引き寄せた。

気づけば17番を終えて後続に5打差をつけていた。難関の最終ホール(425㍎、パー4)を迎えたが、内田はドライバーを気持ちよく振り抜いてフェアウエーキープ。残り170㍎をミドルアイアンでピン横約7㍍につけた。「イメージが出ていたのでもしかしたら入るかな」と予感したパッティングは、見事にカップに吸い込まれ、有終のバーディーフィニッシュとなった。まったくスキのない最終日だった。

★カラオケでリフレッシュ

クマ騒動で中止になった初日は、午前中に練習をして、午後は仲の良い勝みなみと一緒にカラオケでリフレッシュしたという。そして夜は「美味しいものをたくさん食べた」。

今回の優勝で2019年のサマンサタバサで初勝利を挙げて以来、ツアー12勝目。そして7年連続の勝利となった。メルセデスランキングは1,165.15㌽で佐久間朱莉(1,446.31㌽)についで2位。平均ストロークは70.3509で、佐久間、河本結に次いで3位となっている。

小祝の強さは、良くても悪くても、プレーのリズムが変わらず、淡々とプレーできるところ。インタビュー動画でも分かるように、感情の起伏なくたんたんと語る自然体。これが小祝の強さといえる。31日に開幕するAIG女子オープンでの小祝の活躍に期待したい。

(堂場 新一)

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