2023年モデルの「Pro V1」、「Pro V1x」ゴルフボールの内容は比較的簡単だ。
一方(「Pro V1」)に当てはまることは基本的にもう一方(「Pro V1x」)にも共通している。つまり、両モデル共にスピン特性が変更されているが、両者の関係性が変わることはない。
「Pro V1」は「中弾道」、「中スピン」、「Pro V1x」は「高弾道」、「高スピン」特性として以前と変わらず、また「コンプレッション(硬度)」も変わっていない。
では、何が変わったのか?今回の改良点は、新開発の『ハイグラディエントコア』だ。
「Pro V1」のような3ピース構造では、『ハイグラディエントコア』を採用することにより『デュアルコア』のボールと同じような性能が得られる。
一方「Pro V1x」のような真の『デュアルコア』設計のボールでは、『ハイグラディエントコア』がさらなるスピン性能を生み出すという。
ほとんどのメーカーが『デュアルコア』から製造しやすい『デュアルマントルデザイン』に移行したため、「Pro V1x」は市場ではやや異例の存在になりつつある。
しかし、「高コンプレッションボールで最適な性能を実現するためには、『デュアルコア』が非常に重要な設計だと信じており、力を注いでいる。」とタイトリストのマイケル・マドソン氏は述べている。
というのは、同社はボール事業へ1億ドルもの投資を行っている。その多くは製造キャパシティの拡大に充てるものだが、『デュアルコア』の開発を追求する目的でかなりの研究資金が投入されているのだ。
同社はすでにどこよりも優れた『デュアルコア』を実現しており、競合他社のように『デュアルマントル構造』に移行することなく、デュアルコアの改善に向けて努力を重ねている。 これは将来が楽しみでならない。では、各モデルの性能と改良点をさらに詳しく見てみよう!
圧倒的なスピンコントロール性能?
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(MYGOLFSPY JAPAN編集部)