コロナ禍でモチベーションを維持するために – 雑草リモートゴルファーの徒然日記⑨

首都圏の1都3県で緊急事態宣言が2週間延長されました。政府の「状況を見極める2週間」との判断に批判もありますが、新型コロナウイルスの感染を抑え込むには、やむを得ない判断だったのではないでしょうか。医療の最前線で感染者の救護にあたる関係者の苦労を思えば、我々ひとりひとりが「感染しない、させない」努力を続けるべきでしょう。

例年なら女子プロツアー開幕戦となる沖縄の琉球ゴルフ倶楽部では、ダイキンオーキッドレディス(2020-21シーズン第15戦)が行われ、黄金世代のプロ4年目・小祝さくらが優勝しました。開催直前に大会関係者の陽性が明らかになり、久しぶりにギャラリーを入れての開催に不安もありましたが、競技は支障なく行われたようです。運営関係者の皆さんに敬意を表します。いまやスマホでネット中継が楽しめる時代になりましたが、やはりロープ越しにプロのプレーを楽しめるのは最高。羨ましい限りです。 さて、多くのアマチュア競技ゴルファーにとって、コロナ禍以前は、4月からの競技シーズンを前に、モチベーションが上がってくる季節です。筆者も所属クラブの選手として関東倶楽部対抗に出場していた数年前までは、毎朝のジョギングに始まり、仕事が終わってからの練習場でのスイングチェックなど、調整に余念がありませんでした。結果はともあれ競技に照準を合わせて鍛錬することが、生き甲斐となっていました。

モチベーションを維持するには、月例でもプライベートコンペでもいい。試合への出場が大事

新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言が4月に発出された昨年は、倶楽部対抗が中止となりました。今年も各都道府県によって、選手の数を減らしたり、ギャラリー入場を規制したりと、感染予防を全面に打ち出しています。今年も参加を見送るクラブもあると聞きます。クラブ競技でも、昨年、クラブ選手権や理事長杯など公式競技を中止としたコースもありした。今年の冬は緊急事態宣言もあり、月例競技や研修会競技を3月末まで中止としたクラブもあると聞きます。

以前のクラブ競技では、スタート前に競技委員からスコアカードを渡され、ホールアウト後は表彰式があって、レストランでその日のプレーを振り返りながら仲間と懇談。しかしながらコロナ禍になって、競技でもほぼスループレーで(レストランの営業自粛などで)スコアだけ提出したらなるべく早くクラブハウスから退出。結果はホームページにて、というスタイルが定着しつつあります。これはこれで、1日の時間を有効に使えるので、新しいスタイルとして歓迎すべきでしょう。

昨年から仕事の環境が変わった筆者は、日祝日のクラブ競技への出場が難しくなり、今では翌日が休めそうなら前日にエントリーする渡り鳥ゴルファー。自堕落な“おひとりさまゴルフ”を楽しみながらも、実は密かに「ホールアウト」「ノータッチ」を課して、“ひとり競技志向”でプレーしています。もちろん同伴競技者にはお気楽に接していますが、ダボが続くとかなりムカついて、表情がこわばっているかもしれません。 先日、おひとりさまゴルフでご一緒した方も、6~7年ほど前まで、かなり真剣に競技ゴルフをしていたそうです。この方、同伴者がOKを出しても、「微妙なパットの緊張感を楽しみたいので」と、必ずホールアウトしていました。朝露で少しぬかるんだライからも、ボールを動かさずに淡々とプレーする姿に清々しさを感じました。

乗用カートやクラブハウスでの会話時にはマスク着用の徹底を!

御年60になるアスリートさんは、複数のメンバーコースの倶楽部選手権に優勝した経歴を持つ敬愛すべきゴルファーでした。

「仕事の関係で競技はやめましたが、会社の責任ある立場から開放されて、また競技へのモチベーションが上がってきました。ここ数年はおひとりさまゴルフで、緊張感のないラウンドを続けていましたが、『何か違う』と感じていました。コロナ禍でも練習場に行けば結構、人はいるし、ゴルフ熱が再燃しました」。

コロナ禍での生活がそろそろ1年を迎えます。3月25日には、福島で聖火リレーが始まります。世論調査では8割以上の国民が五輪開催を不安視していますが、果たしてどうなるでしょうか。ワクチン接種の進行状況や、世界各国の感染状況によって、まだまだ五輪開催へのハードルは高いような気がします。 大自然の中で行われるゴルフは、乗用カートでの会話やクラブハウスでの食事などで感染リスクを抑えれば、感染症に強いスポーツと広く認識されています。ゴルフ練習場でも、会話を慎めば感染リスクを抑えることができます。本格的なシーズン突入を前に、多くのゴルファーが静かにモチベーションを高める今、ゴルフ場では「クラブハウス内やカートでの会話時にマスクをする」という基本的な感染防止対策を心がけましょう。

(時田 弘光)

雑草リモートゴルファーの徒然日記 ~No Golf No Life~
数年前まで仕事の傍ら競技ゴルフを追求してきたが、加齢とともに競技引退。おひとりさまゴルフやプライベートラウンドで、自堕落でゆるいゴルフライフを過ごすことになった雑草勤め人のコラム。

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