23年ルール改正の主なポイントは? – 雑草リモートゴルファーの徒然日記Round 84

ゴルフの総本山R&AとUSGA(全米ゴルフ協会)が4年に一度のルール改正の概要を発表しました。2023年1月1日から施行される主な改正ポイントを紹介します。

ゴルフルールは2019年に大幅な改正がありました。グリーン上でピンを刺したままパッティングできるようになり、ドロップも肩から膝の高さに変更されました。明確でシンプルなルールにすることが目的で、今回もその原則に沿った改正となっています。

via USGA

R&Aのホームページ上で紹介された改正でも大きな変更点は、プレー中に破損したクラブを交換できること。19年のルール変更では、自然による破損などの場合に限り交換が可能でしたが、23年からはプレーヤー自身がカート道からボールを打ってクラブを折ってしまった場合や、ショット後に木などにクラブが当たって曲がった場合、別のものに交換してプレーを続行することが可能になりました。ただし、Provided the player did not damage it through abuse (プレーヤーがクラブを乱暴に扱って破損した場合は除く)とあります。「乱暴に扱って」つまり、ミスショットをして感情的にクラブを地面に叩きつけてシャフトが曲がったり、ヘッドが壊れてしまった場合は、適用されません。

多くのアマチュアゴルファーにも起こりうるケースでは、ペナルティーや救済などでボールをドロップした後、ボールが自然に動いた場合、元の位置に無罰でリプレースできるようになりました。

ボールを池などに打ち込み、ペナルティエリアやアンプレアブルの場合の処置で適用される起点からピンまでの後方延長戦上の救済方法が変更となりました。これまではドロップの際、少しでもピンに近づくドロップは再ドロップとなりましたが、改正ルールでは、起点からどの方向にも1クラブレングス内となり、半径1クラブレングスの円内であれば、ピンに近づいてもOKとなりました。

今回のルール改正から、Rule 25に障害を持つゴルファーについてのルールが明記されました。障害のレベルは多岐に渡りますが、以下の障害を持つゴルファーについての救済ルールが明記されました。
・目の不自由な選手特定のレベルの視覚障害者を含む)
・四肢切断者(四肢が不自由な選手も含む)
・移動支援機器を使用する選手
・知的障害のある選手

例えば目の不自由な選手については、介助者からスタンスや方向を決める際の介助と、アドバイスを受けることが可能です。バンカーショットの際、ショットの前にクラブでボール前の砂に触れることも許されます。また、移動支援機器を使用する選手がバンカーに打ち込んだ場合、1罰打でバンカー後方にドロップしてプレーすることが許されます。

このほか、競技後のスコアカードに自身のハンディキャップを間違えて記入した場合は、その選手にペナルティーはなく、ハンディキャップを管理する各コースの委員会の責任となります。

草創期のゴルフはマッチプレーでした。グリーン上でもボールをマークするルールはなく、相手のボールが障害になることも。近代ゴルフで認められている様々な救済もありませんでした。ストロークプレーが主流となり、ゴルフ愛好者が増えるにつれ、多くのゴルファーが公平、公正に時間のロスなくプレーできるルールが必要となってきました。プレーファーストを理念に理不尽なルールが改正されていく流れは支持したいと思います。

時田 弘光

~No Golf No Life~
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。そろそろドライバーで200㍎の壁が見えてきた57歳。

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