そろそろ会員権はどうだろうか?(後編) – 雑草リモートゴルファーの徒然日記㉟

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パンデミックの時代を迎え、ゴルフを楽しむ人々のプレースタイルが変化してきました。
Tポイント・ジャパンが今年8月に会員を対象に行った「ゴルフに関するアンケート調査」によると、コロナ禍の1年半でゴルファーがプレーする相手や、ゴルフをする理由などに変化が見られます。

この調査はまだ3回目ですが、コロナ前の1回目の調査と比べると、ゴルフをする相手が「会社の上司・部下・同僚」や「友人」の割合が減る中、「配偶者・カップル」の割合が増加しています。ラウンド数が増えたと回答したゴルファーの理由では、「密を避けられる(29.4%)」「プレーフィーが安くなった(14.4%)」。一方、ラウンド数が減った理由としては、「誘われることが減った(23.3%)」「コンペが減った(19.0%)」などとなっています。

コロナ前までの仕事上のお付き合いや、コンペなどに誘われてラウンドするスタイルから、純粋にゴルフが好きで趣味としてプレーする方が増えたのでしょう。また、配偶者やカップルでツーサムラウンドする方々もよく見かけます。コロナ禍で感染リスクや行動制限がかかる中、友人を誘って出かけることや、不特定多数のコンペに参加するのを控える傾向になりました。

ゴルフしたい時にふらっとコースに出かけてラウンドできるのがメンバーの特権

こんな世の中でもゴルフが楽しくなり、もっと上達したい。もっとプレーの機会を増やしたい。土日祝日でも1人で気軽にプレーできれば――。その願いをかなえる手段の一つがメンバーになることです。

それでは会員権購入の際のポイントをいくつか紹介しましょう。


1.ホームコースは自宅から近いところで

都心にお住まいの方は、難しい選択になりますが、気軽にコースに行ける環境づくりを考えると、ホームコースは自宅から60分圏内がベターです。よほど車の運転が好きな方は別ですが、遠すぎるコースを選ぶとガソリン代、高速代など必要経費がお財布を圧迫する事態になります。一方、遠いコースでも、最寄りの駅までクラブバスを運行していて電車で行けるのであれば、コース往復のストレスは少なくなります。自宅から近場であれば、土日でも早い時間のスタートで昼前にプレーを終えて、午後は家族サービスができます。

メンバーライフの本質は人付き合い。「またご一緒してください」と言われるゴルファーになりたい

2.どんなコースを選ぶか

どうせメンバーになるのなら、少しでもグレードの高いコースでプレーしたいものです。コースがきれいに管理されているか、年間を通じて速いグリーンで楽しめるか。技術を磨きたいなら、打球練習場のほかにアプローチやバンカーの練習場があるか。自分のゴルフスタイルに合わせて、飛距離自慢の方なら7000ヤード級のフラットでフェアウエーの広いコース、ショートゲームで勝負したいなら、距離が短くアップダウンの多いコースなど、選択肢は様々です。また18ホールのコースよりも、27ホールあるいは36ホールあるコースであれば、攻略の楽しみも増えます。予算と相談して自分のプレースタイルにあったコースを選ぶことをお勧めします。

3.年会費やプレーフィーがいくらか

カップルや夫婦で会員になる場合、1度のラウンドで経費は2人分になるので、プレーフィーや年会費は重要なチェックポイントです。最近のゴルフブームに乗じて、ゴルフ場も年会費を上げる傾向にあります。プレーフィーの内容もチェックしましょう。乗用カート代や追加ハーフ料金が適正かどうか、プレー本位の方なら気になるところです。会員権購入は高い買い物です。メンバーになって何年で元が取れるか、土日祝日に年間何ラウンドすればビジターとして通うより安くなるか。初期投資である会員権購入費と年会費を固定費として、10年あるいは20年という期間で割り算してみましょう。

4.メンバー優先で運営されているか

会員権を購入するメリットは、メンバー枠が用意され、1人でもプレーしたい日にゴルフができること。実際は土日祝日にメンバー枠があり、当日でも到着順にプレーできるコースは、社団法人系の名門コースや高額会員権のコースに限られます。少なからず大衆メンバーコースでは、客単価の高いビジターを多く入れて、収益を稼ごうとします。このため、予約時に「予約枠がありません」と言われ、練習だけでもとコースに行くと、ビジターのツーサムやスリーサムが多く入っていて失望することがあります。「空いているところに入れて」と頼んでも、マスター室は「ビジター枠には入れません」と取り合わない。こんなビジター優先の運営では、メンバーになる意味はありません。


いかがでしょうか。数ある会員権業者のHPを参考にすると、自分が理想とするコースが見つかるはずです。購入の前に、必ず視察プレーをすることをお勧めします。ゴルフ場の管理状況だけでなく、スタッフが気持ちよく迎えてくれるか、レストランが提供する食事はどうかなど、ご自身の五感でチェックしてください。

メンバーになって毎週のようにコースに通うと、コースに愛着が沸きます。ゴルフの技術向上もそうですが、多くのメンバーさんとラウンドするうちに、メンバーライフの本質は人付き合いであることが分かります。気難しい人、スコアにこだわる人、おしゃべりな人、気が短い人、プレーが遅い人、プレーはいい加減だけどいつも楽しそうな人――。メンバーライフを送ることで社会人としても磨かれていきます。プレーが終わった後、「またご一緒してください」と同伴者に言われるゴルファーになりたいものです。

時田 弘光

~No Golf No Life~
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。

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