宴の後の感染拡大 – 雑草リモートゴルファーの徒然日記㉘

東京五輪の開催によって新型コロナウイルス感染症の拡大が続いています。不要不急のスポーツイベントの強行開催が、緊急事態宣言下でも人々の行動意識を緩め、最近では入院できない重症患者が自宅で亡くなる悲劇も起きています。こんな状況下でもパラリンピックを開催するという政府と東京都、そして大会組織委の姿勢に疑問を感じるのは筆者だけではないでしょう。

埼玉県川越市の霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催された東京五輪ゴルフ競技では、無観客開催にも関わらず、鮮やかなブルーのユニフォームを着たボランティアたちが数多く、選手たちを見守る姿が中継で確認されました。

 
 
 
 
 
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大会関係者の話では、ボランティアは1200人に上り、そのほとんどが自宅などからの通いだったそうです。国際ゴルフ連盟の関係者や競技委員らはバブル方式が徹底され、市内のホテルとコースの往復だったようですが、これだけ多くのボランティアが公共交通機関を使用しての通いなら、少なからず感染症キャリアがコースを出入りしていた可能性は否定できません。

無観客になったことで観客誘導など本来の役目のないボランティアが、最終日の最終組で戦う松山英樹の応援のために、最終18番ホールで数百人が集まる異様な光景がありました。実際に松山選手も「嬉しかったが、違和感があった」と記者団に話しています。最終日は松山選手を含む7人が銅メダルをかけたプレイオフを演じるなど、競技的には盛り上がりましたが、ボランティアがギャラリー化するなど、運営的に果たしてこれで良かったのか、疑問が残ります。

感染症に強いスポーツとしてゴルフ人気は続く。ゴルファー各自が自己責任で感染症対策を

女子競技では、稲見萌寧が銀メダルを獲得するなど、ゴルフ競技が盛り上がったのは事実。五輪開催に関係なく、ゴルフは感染症に強いスポーツとして認知され、練習場は朝から多くのゴルファーで密の状態。ゴルフ情報誌を発行する一季出版の調べによると、2021年上半期の全国1168コース(数字判明分)の延べ入場者数は2275万人に上ったそうです。この数字は昨年同期比で約300万人の増加となっています。

緊急事態宣言の発令により、多くのコースが浴場はシャワーのみ、レストランでのアルコールの提供を中止するなどの感染予防対策が講じられています。筆者も平日の“お一人さま予約”でラウンドを続けていますが、スループレイを選択し、クラブハウスには長時間滞在しないようにしています。

せっかく業界全体が活況を呈してきた状況で、ゴルファー各自が万が一にもクラスターを発生させてはいけません。審判が存在せず自らを律するスポーツでもあるゴルフ。ゴルファー各自が「感染しない、させない」意識を持って、ラウンドを続けましょう。


時田 弘光

〜No Golf No Life〜
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。

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