ルーティーンは流れるように − 雑草リモートゴルファーの徒然日記⑲

関東地方もグズついた天気が続いていますが、ゴル天を利用している皆さんはいかがお過ごしでしょうか。リモートワークの筆者はゴル天の降水量を見ながら、多少の雨模様でもラウンドに出かけるようにしています。ちなみに自分の判断基準は、降水量1㍉程度が2~3時間程度であれば、レッツゴーです。気象庁によれば、降水量1㍉とは、降水している場所にコップを置いて1時間で1㍉溜まる程度。気温20度前後のこの時期なら、プレーには問題ありません(個人の感覚には差があります)。

さて、本日のお題はショット前のルーティーン(Pre-shot routine)です。ベテランのトップアマの方々は「いかにスムーズなルーティーンでアドレスできるかがナイスショットの成否を決める」と言います。

いざ自分が打つ際に、決まった手順でアドレスに入れるかで、自信を持って気持ち良くショットできるかが決まる。その準備方法は、人それぞれですが、ここではその基本的な手順を紹介します。

①状況判断はティーアップしたボール後方で

さあ、本日のラウンドで最初のティーショット。いよいよ自分が打つ番になった時、みなさんはどのようにティーインググラウンドに立ちますか?

マスクなしのギャラリーに囲まれショットするミケルソン。最年長メジャー優勝おめでとう!(AP)

「一日よろしくお願いします」と同伴者に挨拶し、ボールをティーアップし、目標を定めたら、スタンスを決めて、軽くワッグルをしてスイング。何度もプレーしている慣れたコースならそうした流れるような手順は可能でしょうが、初めてのコースの場合、ある程度の状況判断が必要です。いわゆる思考時間を作るのです。

ティーアップしたら、いきなりアドレスする前に、ボール後方に立って、ターゲットに向かってコースの景色を眺め、風を感じましょう。

左がOBのホールなら、ティーインググラウンドの左側に立てば、右の視界が広く開けて左への意識を消すことができます。その逆も然りです。 風はそよ風邪程度なら過剰反応しない。風速3㍍からは風向きを把握(事前にゴル天のウインドマップをチェック)して打ち出すことが肝要です。

②ターゲットはできるだけ具体的に

ボールを打ち出す方向は、できるだけ具体的に設定しましょう。飛ばし屋さんなら、「あの雲に届けばいいな」「グリーン右のバンカー狙い」などとつぶやきながら、目線を高く。絶対に曲げたくないホールなら、「200㍎先のフェアウエーバンカーの左狙い」と宣言して目線を低くする。

こうした一連の判断は、5秒程度の思考時間に行います。剣道の構えのようにクラブを持ってターゲットに集中。深呼吸をして終了し、アドレスに入ります。ちなみにこの思考時間で「前のホールでチーピンが出たから、カットに入れよう」など過去の悪い記憶や、スイングのメカニズムを考えるのはNGです。スムーズなスイングができません。「ターゲットに打ち出す」ことだけを考えます。

ボール後方からの思考時間にターゲットの意識を高め、アドレスしたら静止することなくスイング

③ アドレスしたら静止しないでスイング

ボール後方からアドレスに入ったら、あとは動きを止めることなくリズムよくスイングするだけです。

アドレスの手順は様々です。右手でクラブを持ってボール後方にヘッドをセットする方。左手でクラブを持ってセットする方。両手でクラブを持ってセットする方。スタンスの決め方も右足からターゲットに対してオープンにセットする方、左足からクローズにセットする方。両肩をターゲットにスクエアに構えるため、左手で右肩を押さえながらアドレスに入る方もいます。

アドレスが完了したらワッグル(リストを小さく動かす方から、クラブヘッドを腰の高さまで大きく動かす方までいろいろ)を行い、気持ちよく振り抜きます。

「静止してからでないとスイングできない」という方がいますが、完全に静止してからいきなり動き出すほうが難しいはずです。軽く足踏みしながら始動のタイミングを図り、下半身から上半身という大きな筋力を意識して動き出すとスムーズにスイングできます。

これはアプローチやパッティングでも同じです。「グリーン周りでは下半身を固めなさい」というレッスンもありますが、やはりスムーズに動くためには、下半身の動きが必要です。シニア賞金王の寺西明プロは「パッティングでもシューズの中で足踏みをするように小さく体重移動しています。下半身を固めてしまうと手先で打つしかなくなるからです」(月刊ゴルフダイジェスト7月号)と話しています。繊細なパッティングこそ、流れの中でストロークする意識が必要なのでしょう。

(時田 弘光)

雑草リモートゴルファーの徒然日記 〜No Golf No Life〜
数年前まで真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。
現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。

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