シニアツアーを楽しもう! – 雑草リモートゴルファーの徒然日記⑮

新型コロナウイルスの変異種が猛威をふるっています。男子ツアーはようやく開幕したものの、外国人選手の陽性が判明したため、雨予報の第3ラウンドがクラブハウスで“密の状態”が懸念されるため中止に。開幕に水を差すトラブルでしたが、昨年10月にプロ宣言し翌月にはプロ初優勝を飾った金谷拓実が期待通りのプレーでアマ時代の優勝も含めツアー3勝目を挙げました。

海外にはばたく前に、日本ツアーを盛り上げてほしいものです。

一方、50歳以上のプロが戦うシニアツアーは、レギュラーツアーの一足先に沖縄で開幕。昨年の賞金王・寺西明が、マスターズウイークに行われた金秀シニア沖縄オープン(4月9、10日)で優勝。そして翌週には、第2戦のノジマチャンピオンカップ箱根シニア(@箱根カントリー倶楽部)が開催され、篠崎紀夫がシニアデビュー戦の宮瀬博文、2年ぶりのシニア優勝を狙った伊沢利光をプレーオフで退け、シニア2勝目を挙げました。

日本中が松山英樹のマスターズ優勝に沸く中、シニアツアーも同世代のファン期待の主役たちが上位をにぎわせています。今季からはツアー8勝で米ツアーでも戦った細川和彦が参戦。90年代後半から2000年代前半を盛り上げたツアープロたちが、続々とシニア入り。第2戦の結果を見ると、日本オープンチャンピオンの深掘圭一郎、日本プロマッチプレー優勝の小山内護のほか、オールドファンが喜ぶ倉本昌弘、羽川豊(開幕戦で惜しくも2位)、尾崎直道などレジェンドがまだまだ健在です。

シニアツアー第2戦は篠崎紀夫がプレーオフを制し2勝目を挙げた(写真は日本プロゴルフ協会)

なんといってもシニアツアーの売りは、ファンと選手との距離感。新型コロナウイルス感染症対策のため箱根の第2戦は無観客試合でしたが、ワクチン接種が進み、感染状況が落ち着いてくれば、選手が気軽にギャラリーに話しかけるシーンも見られることでしょう。今季のシニアツアーは17試合予定されており、第3戦は6月3日から3日間、栃木県のイーストウッドカントリークラブで行われる「すまいーだカップ」となります。

シニアツアーは多士済々。開幕戦で勝利した寺西プロは、仕事の付き合いから30歳で本格的にゴルフを始め、数々のアマチュアタイトルを獲得し、、49歳でPGAのプロ資格を取得。54歳の昨年、日本シニアオープンに優勝し、シニアツアー賞金王に輝いたのです。兵庫県明石市で製造業の社長を務める傍ら、プロとしてツアーを戦う。競技志向のアマチュアの夢は「クラチャンになって、できれば全国大会で活躍したい」が精一杯でしょう。まさに男のロマンですね。

日本ゴルフ協会(JGA)のサイトを見ると、寺西プロのアマチュア時代の戦績が確認できます。それによると全国大会のデビューは2003年の日本ミッドアマ(52位)。2008年には日本アマに初出場(予選カット)し、2009年に兵庫県アマチュア選手権で優勝します。そして2011年には関西ミッド、報知アマ、全日本都道府県ゴルフ選手権など年間5勝を挙げています。この4年後に見事、プロテストに合格。着実にプロへの道を歩んできました。

シニアプロのプレーは、マネージメントやグリーン回りの技術が競技アマに参考になる

寺西プロとアマチュア時代に試合でプレーした方の話を聞くと、当時からドライバーは280㍎飛ばし、「アプローチとバンカーショットがめちゃくちゃ上手い」選手だったそうです。社長としての業務をこなしながら、ゴルフで成績を残すには、ゴルフ以外の生活の工夫や、マネージメントも優れていたのでしょう。

さて、181㌢、95㌔の寺西プロと違い、箱根で優勝したシニアツアー2年目の篠崎プロは162㌢、67㌔と小柄です。筆者も同じような体格なのでものすごく親近感があります。そんな篠崎プロをはじめ、千葉県を拠点に活動するシニアプロが、オフや試合がない週にアマチュアを集めてラウンドするミニツアーを立ちあげました。

1月に袖ヶ浦カンツリークラブ新袖コース、3月に南茂原カントリークラブでアマチュアを20~30人集めて、プロと一緒にラウンド。アマチュアもプロもエントリーフィーを支払い、プロの賞金に。プロにとっては試合感を養えるし、アマにとってはプロの真剣なプレーを間近で見ることができます。 「千葉ゴルフチャンピオンシップ」と題したミニツアー、第3戦の開催は未定ですが、篠崎プロは「多くの皆さんの賛同を得て、長く続けていきたい」と話しています。参加したい方は南茂原カントリー支配人の安田浩二プロにお問い合わせください。

(時田 弘光)

雑草リモートゴルファーの徒然日記 ~No Golf No Life~
数年前まで仕事の傍ら競技ゴルフを追求してきたが、加齢とともに競技引退。おひとりさまゴルフやプライベートラウンドで、自堕落でゆるいゴルフライフを過ごすことになった雑草勤め人のコラム。

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