冬こそゴルフを楽しめる最高の季節~エンジョイゴルフを極めよう⑤

皆さんは季節に関係なくゴルフを楽しめますか?

冬は寒くて身体が動かないからボールは飛ばないし、芝が薄くなるからアプローチは難しいし…スコアにならないならやらないほうがいい~なんて考える人が多いと思います。

あの日本アマチュア選手権6勝の中部銀次郎氏も、冬の間はゴルフをしない派だったそうです。あえてラウンドをしないオフを作り、身体作りに励む。トップアマチュアの方々には、「冬の間はトレーニング」「スコアメークが難しくなる冬は、イメージが悪くなるからプレーしない」という方も少なからず存在します。

とはいうものの、スコアにこだわらないエンジョイゴルファーにとって、冬ほどゴルフを楽しめる季節はありません。

エンジョイゴルフの達人は芝生が茶色になってからが本番

なんといってもプレー代が安くなります。平日にゴルフができる方なら、なおさら、冬のメリットを謳歌できます。

<冬ラウンドでも、ゴル天をフル活用!>

都心から少し離れたゴルフ場なら、ランチ付4000円から6000円でプレーできます。冬というと北関東は敬遠されますが、とんでもない。栃木県には、温泉付ゴルフ場がたくさんあります。また、ゴルフ場に温泉がなくても、関東なら温泉地が近い群馬県・草津や、静岡県・熱海近辺のゴルフ場なら、泊まりがけで温泉ゴルフが楽しめます。
確かにプレー中は寒いですが、プレー後の温泉は最高です。千葉県に住む筆者も、埼玉県在住時代は、冬には栃木県の温泉付ゴルフ場(紫塚、大日向など)に好んで出かけました。

早い時間のスタートはグリーンも凍結しているし、ティーグラウンドでティーが刺さらない!まあ、これも冬のゴルフの醍醐味と受け入れてプレーすれば、こんなに楽しいものはありません。

雪が降るような気象状況はもちろん論外ですが、冬は晴天が多いので、寒風さえ我慢すれば、意外にゴルフ日和が多いものです。そうです、ゴル天をフル活用して頂き、1時間毎の時系列な天気予報が確認できるプレー日の4日前からゴル天をチェック(最大84時間前の表示のため、4日前の昼過ぎのチェックがオススメ)。
独自予測ロジックで最長時系列予報が見れるゴル天ですが、元データとなる気象庁データが、この頃になると少し精度が向上すること、直近、1日半前(39時間以内)になると、更に精度が高まることなどを覚えておくと、より便利に使えるといえます。
その上で、よほどの荒天(降雪や強風)でない限り、晴天であれば積極的にゴルフ場に足を運んではいかがでしょうか?

また、既にそうされている方も少なく無いでしょうが、最低気温と最高気温、風速のチェックも欠かせません。というのも、日照と風速により体感温度が大きく変わるためです。

冬ゴルフは強風さえ吹かない限り、ゴルフしやすい環境といえる

令和元年の最終日、12月31日は関東では最高気温20度を記録する大晦日らしからぬゴルフ日和でした。筆者は茨城県の潮来GCでプレーしましたが、ほぼ無風で後半は半袖でプレーできました。

<冬ゴルフはスコアアップにつながる>

冬にゴルフのメリットは、コースをどう攻めるかというスコアメイクのマネージメントが学べ、スイングの基本も学べることです。

まずはスコアメイクから。冬は芝が薄くなり、ボールを打つライが悪くなります。一番、スコアに直結するのはグリーン回り。夏のようにロフトの大きいウエッジ(60度や58度のサンドウエッジ)を使用するより、グリーン外からでもパターやユーティリティーを使って転がしたほうが結果的にピンに寄ります。

ゴルフ場のほとんどのグリーンは受けている(手前から上り傾斜)ので、マネージメントは当然、手前からになります。そもそも身体の動きも悪くなるし、飛ばないゴルフになりますから、「つねに寄せやすいグリーン手前の位置からアプローチ」というマネージメントを続けるうちに、“寄せワン”の大切さも身につくはずです。

ピンへの攻め方も、ライが悪い冬のゴルフでは、低いボールで転がしを中心としたマネージメントが要求されます。凍結したフェアウエーやグリーンでは、高いボールで攻めると着弾したボールがどれだけ弾んでしまうか分かりません。転がしたほうが距離感を出しやすい。

ただし無風で次第に晴れて気温が上がっていくような天候では、早い時間に凍結したグリーンが溶けてきて、柔らかいグリーンになります。こういう場合には、ある程度のキャリーが必要になります。適切な状況判断が必要ですね。

冬ゴルフで自分のスイングを見直そう

また、冬の厳しいライからは、いい加減なスイングではダフリやトップが多くなります。人間は感性の生き物ですから、冬ゴルフを多く経験すればするほど、スイングの流れの中でボールをいかにミートするかという結論に行き着くと思います。

SNSが普及した現在、検索すれば“自分のスイングの問題点はこれだ!”というレッスン動画を発見できます。まずは練習場で自分のスイングを動画に撮って、どういうクセがあるのか、どう修正すべきかを探ってみましょう。

<防寒対策、ラウンド前練習の心がけ>

冬ゴルフのタブーは“着込み過ぎ”です。

ゴルフもスポーツですから、身体の動きを制限するような分厚いダウンはNG。筆者はヒートテックのアンダーの上にハイネックシャツ。アウターはユニクロのウルトラライトダウンです。真冬でも3枚。氷点下でも十分な暖かさです。さらにポイントは、スキー用の毛糸帽とネックウォーマー。耳から首筋を寒風から守れば、防寒対策としては完璧です。

いつもは朝食を抜くという方にも、冬のラウンド前には、ゴルフ場到着前にコンビニに寄って、暖かい飲み物と肉まんなどを食してからプレーしましょう。ある程度、血糖値を上げないと、スコアも身体も寒いままハーフ終了ということになりかねません。

また、50代以上で日頃、まったく運動をしないゴルファーは、簡単でいいからストレッチをしましょう。ラジオ体操第1が出来れば最高です。仮にスタート時間まで余裕がなくても、せめてティーグラウンドまで軽くジョギングするなど、「これからスポーツをするんだ」という信号を脳に送りましょう。

冬ラウンド前の練習は、ウエッジ、9番アイアンを中心に。左足体重でボールをきちんとミートすることを心がけましょう。ドライバー中心で、右足体重でボールを上げて飛ばそうとばかりしていると、コースではアイアンでトップ、グリーン回りでもトップばかりです。日頃から右足体重のゴルファーは、左足体重を心がけましょう。

いかがでしょうか。2020年の冬は暖冬予想です。よほど大雪でゴルフ場がクローズにならない限り、積極的にラウンドしましょう。

(時田 弘光)