【閑話休題】~ピンは抜いたほうがいいのか?

<ロングパットで距離感抜群、ショートパットでストローク安定>

ゴル天編集部は、ハンデ2、ハンデ8、ハンデ12の男性ゴルファーとラウンド取材。さまざまなケースで、「ピンを刺したままのほうが有利」との結論に達しました。

まずは10㍍前後のロングパットと、6㍍以上の傾斜のある横からのパットについて。

「ピンが立っていると立体的に方向を感知できるので、距離感を合わせやすい。15㍍前後も離れると、アドレスしてからカップの位置を見失う時もある。その度にアドレスを外して確認しているようだとリズムも悪くなる。ピン位置をしっかり視認できれば、あとはストロークに集中できます」と、長尺パターを使用するハンデ2氏。

ショートパットについてはどうだろうか。L字パターを使うハンデ12氏は、「そもそもピンに弾かれるような強いタッチでは、ピンを刺していなくてもカップインしない。実験してみましたが、微妙なラインの1~1.5㍍では、ピンを刺したままのほうが、ピンの芯に当てるイメージでストロークするので結果はいい」という。

ピンを刺したままだと強めに打ってしまうという意見も

一方で感覚派を自認するハンデ8氏はピンを抜く派。

百歩譲ってロングパットの距離感は確かに有利になるかもしれないが、5㍍以内のパットはまっさらな状態のほうが、ボールがカップに吸い込まれるイメージが出しやすい。下りのショートパットの場合、ピンが立っていると、そこに当てようというイメージが強すぎて、強めに打ってしまうことが多い。もともとチキンで強めに打てない人にはいいかもしれないが、最後の1転がりでコロンというイメージを出しにくい」。

千葉県八千代市の名門ゴルフ場のメンバーであるハンデ12氏はこんなエピソードを披露してくれた。

「先日、ご一緒したご高齢の同伴者の方が、毎回、ピンを抜こうとするのです。その度に『新しいルールでピンを抜かなくてもいいことになったのですよ』と伝えると、『おお、そうだったね。それは面倒でなくて良かった』と納得。すると、同伴者が長いファーストパットを寄せると、またピンを抜こうとするので、『もう外さなくていいのですよ』と話すと、『おお、そうだったね』。ホールが進んでも同じ会話の繰り返しとなり、結局、午前中のハーフで何度言っても理解されないので、午後はこれまでのルール通りにピンを抜いてプレーしました(笑)」。

「先週の月例後の表彰式で、ある参加者が『手が大きい人はピンを刺したままだと、ボールをカップから取り出す時にカップの淵を壊してしまう』と指摘していた。ピンを刺したままはセルフプレー限定だと思う。キャディーが付く月例や公式競技では、これまで通り、ピンを抜くほうがいい」。

ピンを抜くか抜かないか―結局は慣れの問題であると思いますが、皆さんはいかがでしょうか。ゴル天編集部では、今後も新ルール適用における賛否両論をレポートしていきます。