米国男子ツアー最終戦・ツアー選手権最終日は9月1日、イーストレイクGC(7490㍎、72)で行われ、世界ランクN0.1のスコッティ・シェフラー(米国)が今季7勝目を挙げ、念願のフェデックスカップを初めて獲得しました。パリ五輪の金メダルも合わせると、今年は8勝目となり、2006年にタイガー・ウッズ(米国)が8勝して以来の歴史に残るシーズンでした。
シェフラーは今季、マスターズ、プレーヤーズ選手権、パリ五輪金メダルなどビッグタイトルを獲得。フェデックスカップ優勝で年間タイトルと2500万㌦(約36億5000万円)を手にし、年間獲得賞金額はなんと約80億円に上ります。
プレーオフシリーズ最終戦は、前週の第2戦までの獲得ポイントによる上位30人が出場。シェフラーがトップシードとして最終戦を迎えたのは今年で3年連続。2年前はロリー・マキロイ(北アイルランド)、昨年はビクトル・ホブラン(ノルウエー)に逆転負け。試合前には「最終戦の1試合で年間王者を決めるのはおかしい」などと発言していましたが、今年はその最終日に世界ランクNo.1の強さを存分に発揮しました。
最終日は2位のコリン・モリカワ(米国)に5打差をつけてスタート。ところが8番でバンカーからシャンクして連続ボギーとすると、このホールをバーディーとしたモリカワとの差はわずかに2ストローク。本人にしてみれば「今年もか!」と悪夢がよぎったはずですが、ここからがシェフラーの凄さ。続く9番からピンを刺すアイアンショットなどで3連続バーディーを奪い、終わってみれば4打差で念願の年間王者に輝きました。
プレーオフシリーズ初戦で勝った松山英樹は第2戦を腰痛で欠場。最終戦は通算16アンダーとし、ロリー・マキロイ(北アイルランド)らと9位タイでシーズンを終えました。
「今週は自分にとって挑戦の週だった。今は本当に疲れ切っているよ」。優勝後の会見でシェフラーはこう語りました。シェフラーは今季、19試合に出場し、トップ10を外したのは3試合のみ。2位が2度という安定した成績を残しました。
そんなシェフラーの今季を振り返り、ジャスティン・トーマス(米国)は次のようにシェフラーの気持ちを代弁します。「彼は毎週、優勝争いをしてきた。毎週、優勝争いをすると、良いことも悪いこともすべて観察される。それがいかに大変なことか。自分のゾーン、あるいは小さな世界に入り込んで、雑音をシャットアウトするのがいかに大変なことか、なかなか理解できないことだと思う」。
毎年、恒例となった日本開催のZOZOチャンピオンシップは、10月24日から千葉県のアコーディアゴルフ習志野CCで開催されます。シェフラーのショットを間近で見てみたいものです。
時田 弘光
~No Golf No Life~
以前は真剣に競技ライフを送ってきた雑草勤め人ゴルファー。現在はおひとりさまゴルフなどで、自堕落でゆるいラウンドを楽しんでいます。全盛期は7000㍎級のコースでクラチャンになったこともありますが、今はドライバーで200㍎の壁と戦っています。
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